忘年会だよ!NARAワイン会年末スペシャルin欧風バル 縁さん 前編

コム兄とワイン

年の瀬ですね。

師走ってやつですよ。

みなさん元気にしてますか。

最近末っ子の次男が元気ないんです。

熱を何度測っても、めっちゃ平熱。

頭がいたいわけでも、お腹が痛いわけでもない。

なんだかやる気が出ない。

なんだかしんどい。

そう主張するわけです。

そういえば先生と結婚するとか言うてたな。

と思い出してみたり。

ませてるっていうかなんていうか。

聞くところによると担任の先生が体調を崩して数日休んでるみたいで

その影響で担任の先生ロスに陥っているようです。

4歳が。

コム兄もW杯が終わってロスを感じていましたが、なんか思いの深さが違う。

今彼の胸の中は、深く大きな穴がポッカリと空いてしまっているようです。

どうも、4歳児に深さで負けてしまう男

コム兄です。

先日2022年最後のNARAワイン会に参加させていただきました。

題して

NARAワイン会 vol.10 大!忘年会 

でございます。

今月は年末スペシャルという事で

えいじさん御自らフランスから持ち帰られたマグナムワインや

欧風バル縁さんのスペシャルディナーを堪能させていただきました。

今回はその様子を紹介をさせていただきます。

ワインもお料理もバッチバチに気合入りまくっていましたので

数回に分けて紹介させていただければなと思っております。

メモしたり飲んだり食べたりしてるうちに

「やっぱり忙しいからメモやめた!」

って言ってみたり

やっぱりメモしてみたり。

そんな終始落ち着かないコム兄だったわけですが

メモや記憶を頼りに振り返っていきたいと思います。

今回も関西圏のみならず関東からもこの会をめがけて来られる参加者もいるなど

注目の集まる会だったわけですが、どんな会になったのでしょうか。

さっそくいってみましょう。

ちぇけら。

集合

入店して指定されたテーブルに着くと今回もえいじさんお手製の

ワインの情報がたくさん詰まった資料がセッティングされています。

それを見ますとえいじさん厳選の9種のワインがラインナップされていました。

これまではテーマがあったり

地域が決まっていたり

色が決まっていたり

製法が決まっていたり。

通常はそんな感じで毎回学びの多いワイン会なわけですが、

今回は忘年会ということで国や地域の縛りはありません。

フランス、ドイツ、オーストリア、南アフリカ、アルゼンチン。

W杯さながらの豪華なラインナップ。

あ、遅ればせながら私「小向」といいます

回を重ねるごとにお知り合いの方が増えていたり、

少し前に開いた「コム兄ワイン会」に参加してくださった方も数多く参加されていて

とっても楽しい雰囲気になりました。

コム兄ワイン会の様子はこちらから。

久しぶりにお会いできた方もいて、皆さん元気そうで何よりでした。

だいすけさん

あいさん

Harukaさん

ひかるさん

ひかるさんのワイン仲間の長岡さん

まどかさん

まどかさんのお知り合いの方

と隣り合ったテーブルでご一緒させていただきました。

その他にもコム兄ワイン会に参加してくださった田口さん

Aquilaさんともご一緒することが出来ました。

今回もワインが繋いでくれた素晴らしいメンバーが集まって

素晴らしいワインと気持ちのこもった美味しいお料理を頂く。

忘年会に相応しい素晴らしい時間になる匂いがプンプンしております。

Apéritif

全員集合したら乾杯するわけですが、その前にえいじさんから皆さんにプレゼント。

「フランスに行ってまいりましたので皆さんにお土産です」

とこちらをスっと。

スピリッツとかリキュールのウイスキーボンボン的なチョコレート。

色とりどりで思わず写真を撮りたくなっちゃいますよね。

コム兄は無作為に選んでこちらを頂きました。

ありがとうございます!!!

そしてみんながボンボンにキャーキャー言うてる隙に粛々と乾杯の準備を進めるえいじさん

「一杯目は皆さん酔っぱらってないから、ちゃんと同量入れないと」

と液面を丁寧に確認しながらもにこやかにサーヴ。

爽やかですよね。

今回のApéritifはこちら。

Christian Bourmault-Cuvee Hermance Brut N.V Champagne

とてもキメの細かい泡が上品に立ち上ります。

お分かりいただけますでしょうか。

日本での取扱量も少ない、とっても貴重ものをご用意いただきました。

それもそのはず、リリース以降非常に評価が高くフランス国内でも入手困難なのだそう。

少量生産の小さなR.M(レコルタン・マニピュラン)

えいじさんのお師匠さんがお気に入りのシャンパーニュメゾンなのだそう。

この1本を見てもえいじさんの気合の入り方が伝わってきます。

「今年もありがとうございました」

ということでいよいよシャン杯

スタートに相応しいシャッキリスッキリリンゴ酸。

コム兄が好きなやつです。

でも酸が突出しているわけでもなく、ピノ・ノワール主体ということでふくよかさもあります。

つまり美味しい。

「小さい生産者だとミレジムよりもN.Vの方が美味しい場合が多いんですよ」

なんていう小話も聞けて余計に美味しく感じます。

確かに考えようによっては

その年にできたブドウだけで造って売った方がある意味簡単なわけですが

N.Vはリザーブワインをブレンドして造られるわけですから

リザーブワインを置いておけるスペースキャッシュ的体力ブレンド技術

などが求められるわけですよね。

ふむふむ。

やっぱり学びが止まりません。

気持ち的にはグビグビっといっちゃいたいわけですが

香りの変化や味わいの変化を楽しみたいのでチビチビと頂きます。

皆さん同じ考えの様で大事に大事に楽しんでおられました。

2杯目

2杯目にして早速フランスから自ら持ち帰られたマグナムの登場です。

Château Rieussec-R de Rieussec 2019(Magnum)

こちらはDBR(ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト)の日本アンバサダーとして活躍している

えいじさんの懐刀的な存在でしょうか。

セミヨン51%、ソーヴィニョンブラン49%で

セミヨンはオーク樽、ソーヴィニョンブランはステンレスタンクで発酵しているのだそう。

ソーヴィニョンブランの華やかでアロマティックな香りと

グレープフルーツのようなフレッシュな酸と黄色い桃のようなニュアンスも。

さらさらとしたわけではなく、しっとりとしたテクスチャーがあって余韻がまた美味い。

こちらのワインも時間経過を楽しみながら頂くわけですが、

徐々に蜂蜜まではいかないにしても蜜っぽいニュアンスが出てきてボリュームが出てきます。

多分マグナムだからこその懐の深さなんでしょうね。

うんめぇの。

そしてこちらに合わせていただいたアミューズがこちら。

蕪(カブラ)のポタージュ

寒さで背中を丸めながらやってまいりましたので

こういった温かいお料理でのスタートはおもてなしを感じるし、なにより身体が喜んでおります。

クリーミーなんだけどクリームが重くなくてカブの味がしっかりと残っております。

カイワレとブラックペッパーのピリリとするのもアクセントになっていて食べ飽きません。

「スープを食べてる途中でスプーン置いちゃったら片づけられちゃうと思っていたから一気に飲んじゃった」

という不思議で可愛らしいエピソードも聞かせていただいたり。

このスープの濃度と”R de Rieussec”のとろりとしたテクスチャーが良く合います。

そしてさりげないカイワレの青さもまたハーブっぽさを持ってるワインとの懸け橋になっています。

ベーコン由来と思われるコクとスモークの感じもワインとの距離を縮める一役を買ってくれています。

(ベーコン使っていなかったらごめんなさい)

うどん小話

上質なワインを飲んでポタージュで身体も温まって

良い感じに雰囲気が打ち解けてきたところでだいすけさんがうどんの話を切り出します。

ランチに京都のうどん屋さんで「たぬきうどん」を頼んで提供されたのがこちらのうどん。

刻んだ油揚げとたっぷりの九条ネギに極めつけはとろみのついたお出汁

めっちゃ体温まりそうだし美味しそうですよね。

でもだいすけさんはこう続けます。

「関東でたぬきうどんって言ったら揚げ玉(天かす)がかけてあるうどんなんだけど、こっちだとこれが標準なのかな?」

ふむふむ。

とても興味深い話題です。

以下、コム兄調べですが紹介していきたいと思います。

いわゆる天かすの事を”たぬき”と呼んでいるようですが、

なぜたぬきと呼ぶのか諸説あるようですので、2説紹介させていただきます(ワインはどうした)

まずもって現在の天ぷらといえばきつね色の淡い色が一般的ですが

関東の天ぷらはその昔、ごま油で揚げていたそうで色が黒く(濃く)なりがちで

”きつね色”ではなく”たぬき色”というくらい濃い色合いになっていたことから

たぬきうどんと呼ばれるようになった説が一つ。

てやんでぃ。

もう一つは、天ぷらの中のタネ(ネタ)が入っていない、

つまり”たねぬき(ただの天かす)”が変化というか短くなって”たぬき”と呼ぶようになったんだとか。

なんか隠語みたいで粋な感じがして江戸っ子っぽいですよね。

へいらっしゃい!!

では関西では天かすがトッピングされたうどんが無いのかと言うとそうではありません。

その名もハイカラうどん

青森生まれのコム兄からすると

西洋風のさぞスタイリッシュなうどんが提供されそうだなと思っちゃうわけですけど

そう呼ばれるきっかけになった理由は以外にも”皮肉”なのだそう。

関西で天かすうどんがうどんの定番になったのは大正時代の頃。

当時の関西人が

「捨ててもいいような天かすを入れるなんて関東の人はハイカラやなぁ」

と皮肉って、関東のたぬきうどんを「ハイカラうどん」と呼ぶようになったのだとか。

なるほどなるほど。

すぐ言うー。

ナカイの窓に出演時のダイアンさん

ここまでは関東、関西とひとくくりにして考察してきたわけですが

関西にはどんな場合にもだいたい例外があります

ワインの記事だと思って読みだしたワインラバーの皆さん

ついてきてますか?

ちょっと待って、何の話?

ワインの話どこ行ったの?

ですよね。

せっかくなのでもう少しうどんの話をさせてください。(せっかくってなんだよ)

きつねうどんは関西が発祥で、もともとは”かけうどん”いなり寿司を添えて提供していたのだそう。

それがある日うどんの上にいなり寿司を乗せて食べるようになり

いつの間にか今のきつねうどんが誕生したのだとか。

これがいわゆるきつねうどんとして広まっていきます。

ここまではいいですか?

しかしここからが応用編。

完全にWhy Japanese People!!状態に陥ると思いますが

とりあえず基本をしっかり押さえて、落ち着いていきましょう。

京都では”きつねうどん”にとろみのついた餡がかかったうどんを”たぬきうどん”と呼ぶんだそうです。

はい皆さんご一緒に。

Why Kyoto People‼

油揚げを2センチくらいに切ったものや九条ネギがトッピングされて、

シンプルな出汁がかかっているだけの状態なら”きつねうどん

出汁があんかけになった時点で”たぬきうどん”に変化するというのです。

Why Kyoto People‼

具材じゃなくて出汁の状態かよ。

ということでだいぶ遠回りしましたが

だいすけさんが食べたうどんは正真正銘の”たぬきうどん”だったということですね。

いやぁスッキリしました。

このほか人にも他人丼にデフォルトで山椒がしっかり目にかけてあるなんて言うお話もありました。

今回のまとめとしましては、

京都はとろみつけがち

山椒かけがち。

といったところでしょうか。

食文化って面白いですね。

次回予告

ちぇけら!言うていつも通り始まった訳ですが

気が付けばうどんの話に熱くなりすぎてしまいました。

せっかくのワインも2本紹介しただけ、お料理に至っては1品出ただけっていう状態。

会的には始まって30分が経過したというような感じしか綴れていませんが

そこそこのボリュームになってしましましたので

次回以降ワインとお料理についてしっかりと紹介させていただきますね。

ワインとお料理の紹介を楽しみにされていた皆さんごめんなさい。

こんなコム兄ブログですがゆるーく楽しんでいただけたら嬉しいです。

ではまた!!

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