挫折多め男子のコム兄ですが、紆余曲折ありながらも地元の高校である”百高”に入学することになります
コム兄の紆余曲折に興味がある方はこちらも併せてお読みください
高校を無事に卒業するための手段として選んだ調理科でしたが、コム兄を待ち受けているのは今度もまた試練なのか、それとも…
では行ってみましょう
百石高校と調理科
まずは高校の紹介からしていきたいと思います。
百石高校は青森県の南東部に位置するおいらせ町(旧百石町)にあります。
ちなみに当時私が通っていた頃はお世辞にも優秀な高校とは言えないような状況で
(もちろん中には優秀な方もいましたが)
普通科の偏差値は40とかそのくらいの学力レベルだったと思います。
名前を書けたら誰でも合格といったら大げさかも知れませんが、それに近いような感じです。
なので、近隣からならず者たちが集まりやすい学校でした
※今は違う思いますが
コム兄もさすがに名前くらいは書けますのでヌルっと合格しちゃいます。
高校をハシゴしたコム兄だからこその感覚かも知れませんが、
天理高校二部では一生懸命やることがかっこいいというような校風で、
当時の百石高校は真逆で、一生懸命やるのがダサいとかダルいとかそんな感じでした。
※個人の感想です
そんな百高ですが、私が通っていたころは
普通科、商業科、食物調理科の3つの科が設置してありました
(現在商業科は無くなっているようです)
その中で数字アレルギーの私が選んだのは食物調理科、通称”食調(しょくちょう)”でした。
青森県では唯一調理師免許が取得できる県立の高校で、
厚生労働省の定める規則や諸条件を満たし、調理師養成施設として認可されています。
こんな特徴もあって県内各地から受験希望者がくるので少しだけ受験難度も上がります
実習や専門教科は調理資格を持つ職員や、
専門知識を持つ専門家や経験豊富なホテルのシェフが非常勤講師として指導してくれます。
また、在学中に調理師の上位資格である専門調理師(ソムリエで言うところのエクセレンス)に必要な筆記試験を受けることができ、
多くの生徒が授業の一環として合格を勝ち取っています。
かくいうコム兄も合格しています。
なので調理師としての実務経験が6年以上経過すると実技試験を受け、
国家資格である専門調理師にグレードアップすることも可能なわけです。
(コム兄はグレードアップしていませんが…)
なんという充実した環境なんでしょうか。
こんな高校が家から徒歩5分の距離にあるなんて奇跡に近いですよね
まるでコム兄が挫折して地元に帰ってくるのを今か今かと待ちわびていたかのような立地です。
ホント不思議なもんです
コム兄の幼少期
でもでもでもでも…
当時のコム少年は消去法で調理科を選んだに過ぎず、
そこそこ楽しいスクールライフとサッカーが出来れば充分くらいの感覚ですから、
そこまで前のめりではなかったように思います。
と、僕自身は思っていたのですが、料理の道に進んで数年してから親戚のおばさんに
「コム兄はきっと料理の道に進むんじゃないかと思っていたよ」
と言われたことがありました。
え、占い師かなんかですかあなたって感じです
おばさん曰く、
「親戚の集まりなんかがある時に豪華なものだったり、珍味のようなものが出てきたりする事もある訳なんですが、他の兄弟が興味を示さないようなものもよくつまみ食いをしてたし、台所で夕飯の準備を手伝ったりしていたのも兄弟ではコム兄だけだった」
とのことでした。
完全に無自覚です。
そういえば小学校低学年のころから兄や姉がやっているのを見て玉子焼きを焼いたり、
チャーハンを作ったりしてたなー
母がお客さん用に準備していたものだったり、
お弁当用に準備していた食材を勝手に調理して
こっそり一人で食べて怒られるなんてこともしょっちゅうあった気もします。
みんなやってることだと思ったら僕だけだったんですね笑
小さい頃のことなのですっかり忘れていた事だし、
自分では意識していなかったけど、
実は周りから見たら料理に興味があるように感じていたという事でした。
僕からしたら美味しいものが好きだなんて当たり前やんくらいな感じですけどw
小学校の調理実習
思い出しついでに言うとコム兄が小学校5年6年生当時、担任の先生が調理実習を企画してくれる先生でした。
いくつかの班に分かれて料理を作って、班対抗の料理対決!みたいなお愉しみイベントがありました。
班決めはどんな感じで決めていたのか忘れてしまって定かではないですけど、
多分気の合う仲間達とやってたんだと思います
メニューを決めて、誰がどの食材を持ってくるとか、誰が鍋とかフライパンを持ってくるのかとか相談したりなんかするわけです。
今考えたらよくそんな事やらせてくれたなって思うし、
成立していたのがすごいですよね笑
当然作業も分担して作る訳ですけど楽しかったですね。
家庭ごとに味付けが違ったりして、たまーに揉めたりなんかもする訳ですが
なぜかいつも美味しくできていました。
不思議ですほんとに。
知らない味付けに出会うことも楽しかったですね。
そんなこんなでコム兄が振り分けられた班はいつも優秀な成績を残していたことを思い出しました。
この記事を書いているおかげで小学校の時のアルバムを久しぶりに開きました
左から二番目が当時のコム兄です
謎にシャクレているのとか賞状の雑な扱いに関してはスルーしてあげてください
賞品がリンゴなのも何とも青森らしいです。
優秀な成績はコム兄の実力とかは関係ないですが、料理を作る事の楽しさは当時から感じていたのかもしれません
消去法とは言いつつやはり心のどこかで楽しみにしていたのかもしれませんね
食調の授業
昔話はこの辺にしておいて高校の時の話に戻ります。
食調では高校で勉強する国語や数学のほかに調理科目というものを学びます。
公衆衛生学、食品学、栄養学、食品衛生学、調理理論、食文化概論の6科目です。
それぞれどんなことを学ぶのかは割愛しますが、それなりにボリュームがあります。
なので数学や理科なんかは、普通科なら1年生で終わるような内容を3年かけて学んだりというような感じで、バランスが取られています。
理数系が苦手なコム兄には好都合です。
しかし中間試験や期末試験は試験科目が多くなるので大変です。
もちろん座学だけではなく、実習もあります。
週に一回和食、西洋料理、中華をローテーションで実習していきます
実習が終わったら栄養計算をしたり、習った調理用語の小テストをしたり、、、
それ以外にも農業科のある高校にお邪魔して田植えを体験させてもらったり、
レストランにテーブルマナーに行ったり、
三年生になったら班に分かれて給食の実習があったり、
(クラスに人数+先生の分を5,6人で作ります)
文化祭では出店してみたり
(内容は忘れました)
インターンで企業さんにお邪魔して研修させていただいたり、
色んな事をしました。
緑化運動への取り組みとして、セメントとおからを混ぜたコンクリートを開発(コケなどが生えやすいように)したり本当にいろいろなことをしました。
やるじゃん食調!
って感じです
修学旅行で京都を訪れた際にも普通科が座禅体験をしに行っている間に
市場見学に行ったり、生八つ橋を作りに行ったりと特殊なコースでした。
あくまでも私が通っていたころの情報ですが、こんな感じだったと記憶しています。
特殊ですよね
そんな食調に入学したコム兄ですが、どんな学校生活を送ることになるのか
次回以降書いていきたいと思います(思い出せるかなw)
どんなスクールライフだったのか、サッカーはどうだったのか、恋の行方はなどなど。
ぜひお楽しみに!!
ではまた!!
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