コム兄の休日 味噌づくり編

コム兄の休日

ついにGWの到来です。今日は5月3日憲法記念日です

皆様いかがお過ごしでしょうか

Twitterを眺めていると、普段より忙しくお仕事されている方、ゆっくり過ごされている方

ワイナリー巡りをされている方、家族でお出かけされている方など、過ごし方には色々あるようです

コム兄家ではコム嫁の実家で味噌づくりのお手伝いをすることが恒例行事となっており

甥っ子姪っ子達も参加してお手伝い(お邪魔)をするGWのお楽しみ行事になっています

この味噌づくりは30年前くらいから始まったもので

最初の年は田舎のおばあちゃんに教えてもらい

翌年からはお義父さんお義母さんとその子供たち(コム嫁の兄弟)で作っていたようです

ちなみに30年前といえば千代の富士の引退少女戦士セーラームーンがテレビ放送開始された頃のようです。(Wikipediaより)

もはや老舗です

通常味噌の仕込みは寒い時期に行われることが多いようですが、仕事の合間に準備をしなければいけないことや、子供と一緒に作ることなどの点から毎年この時期に作られているそうです

子煩悩でマメなお義父さんならではの行事といえるかもしれませんね

コム兄家でもこのお義父さんを中心にみんなで協力して作った自家製味噌を頂いており、

この味噌から作った味噌汁は絶品で、お義父さんの知り合いの方の中にはこの味噌を毎年楽しみにしているという方もおられるようで、それも納得の味です

ここ数年はコロナの影響で参加を自粛しておりましたが、久しぶりに参加することができました

今回参加した孫の数なんと9人

これでも全員集合ではないあたりがさすがです

一番年上でも10歳、一番下は1歳なりたてというとんでもない状況です。

どう考えても大人の数が足りません

こんな感じで始まった恒例味噌づくりですが、その様子に迫ってみたいと思います

準備

味噌づくりは当日だけでは完結しません。

当然事前の準備が必要です

前日までに行う作業としては

  • 使用する鍋や容器、道具を洗浄する
  • 豆、塩、麹の購入・計量
  • 豆を洗い、浸漬する

大きく分けるとこんな感じかなと思います

前日準備の一番のこだわりで時間がかかるのが”豆洗い”です

水道水で洗うだけじゃないの?

ノンノン

じゃあまさかミネラルウォーター買ってきてやるの?

ノンノンです

奈良県は吉野の山まで行って湧水を使って豆を洗いその湧水を使って豆をふやかし、その湧水を使って豆を煮るのです

片道2時間かかる距離と時間をお義父さんが一人でやってくれています。

豆を持って家を出かけてから帰宅するまで5時間

やばいですよね。

帰ってきてからも道具の準備やイメージトレーニングは欠かせません

かなりタフです

当日

午前7時。

当日は豆を煮るところから始まります

幅45㎝×高さ45㎝の寸胴で煮ます。

もはや趣味というか、家庭でやる規模の作業ではありません。

しかも2回戦。

鉄人です

ぐつぐつ豆を煮ている様子

吹きこぼさないように煮ることおよそ2時間。

その後の作業性も考えて約30分くらい冷まします

粗熱が取れれば煮汁と豆を分けます

ここまでくると孫軍団の出番です。

ミンチ挽きをくるくる回す係、豆を投入する係、ミンチ状に挽かれた豆を受ける係。

道具のキャパがあるので4回に分けて行います

全員がくるくる係をしたくてうずうずしているので、あらかじめ揉めないように順番を決めて整列をさせます。

豆投入係は大人もしくは上級生グループにしてもらいます。

疲れたら交代システムでどんどん行きます

全て挽き終われば次は塩と麹と挽いた豆を混ぜ合わせます

この作業も孫軍団たちは大好きです。

場所の取り合いになる&ふざけすぎてこぼしまくるので、大人の監視は必須です

麹と豆が混ざったら次は団子状にして空気を抜く作業へと移ります。

この作業も子供が大好きな作業ですが、握力がないので大人のサポートは必須です

最後に発酵させる樽に詰めていきます

団子状になったものを煮汁と一緒に詰めていきます。

木樽に詰めたものは水分が飛んで固くなりやすいので、少しゆるめにしてやるのがポイントらしいです

さすが大ベテランです

詰め終わったらウォッカを噴霧して殺菌し、ラップをかけて、さらに全体を袋で密閉して貯蔵させます。

お義父さん曰く、

早ければ12月ころには食べられるんちゃうかな?

とのことでした

お昼休憩

途中お義母さんが準備してくれたおむすび(軽く50個くらい)と、唐揚げ、ポテト、だし巻き玉子、素麺でお昼休憩

大人組はビールで乾杯

小さい子供が多いと、昼休憩もぜんぜん休憩になりません

慣れましたがね……..

ミンチにして、混ぜて、詰めて…を繰り返して全部で四回戦!

道具の片付けが終わって撤収したのが17時前だったように記憶しているので、お義父さんは10時間に及ぶ作業でした。

完全に鉄人です

お陰様で子供たちもお手伝いを出来た喜びと、久しぶりに従妹たちに会えた喜びで充分に非日常を味わうことが出来たように思います

お義父さんが出来なくなったら消滅してしまうかもしれない味噌づくりのイベント。

既に長男さんはやらない宣言を発出しており、今後どうなっていくのかも注目されます

今回のまとめ

  • GW恒例の味噌づくりは30年の歴史を持つ伝統行事
  • 趣味の域を逸脱した量
  • 水には強いこだわり
  • 子供が多いと昼休憩も休憩にならない
  • こんなところにも後継問題が横たわっている

今回は少々マニアックな、そしていつもより長い記事となりましたが

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました

引き続きぼちぼちと更新していきますので、お付き合い頂けると嬉しいです

ではまた!!

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