【閉店】熟成肉とワインを堪能 ”ありがとうロワゾ”編

コム兄とワイン

先日、奈良ワイン会でも幾度となくお世話になったロワゾーブリュさんに行ってきました。

ワイン会での様子はこちらから。

今回お邪魔した理由は単なるワイン会ではありません。

2月1日にロワゾブリュさんが(フランス料理店としては)一旦閉店されるということで

それを惜しみつつ名物でもある熟成サーロインを食べませんか?

という素敵なお誘いを受けたからでした。

ワイン会では幾度となくお世話になったロワゾブリュさんの節目という事で

行かないわけにはいかないやろ

という事で参戦させていただきました。

どんな会になったのでしょうか。

早速行ってみましょう。

ちぇけら。

0次会-集合はDeshika-

今回の会は何を隠そうワイン界隈の世界的大御所であるえいじさんからのお誘いでございました。

えいじさんといえば昨年末にワインショップDeshikaをオープンされました。

そのおかげで会いたい時に会えるというのは本当に有難い限り。

(伺うのがすっかり遅くなってしまって本当にすみません)

セラーを覗かせて頂きましたがさすがのラインナップと言いましょうか。

中には奈良ワイン会の時に提供していただいたワインも陳列されていて

奈良ワイン会フリークのコム兄としては

楽しい思い出も思い起されるような

何ともエモい空間でございました。

そんな素敵なワインショップDeshikaは

近鉄菖蒲池駅から徒歩30秒の場所にありますので

否応無しに要チェックです。

予約は電話よりもインスタ等からDMした方がスムーズとの事でした。

↓↓↓要チェック↓↓↓

wineshop_deshika

先に到着されていた方たちが楽しんでいらっしゃったこちらのワインをコム兄も頂きつつ、

ピントはあえてのえいじさん

Deshikaの営業が終わるまでゆっくりさせていただきました。

いざロワゾへ

えいじさんはコム兄達が使ったグラスを片付けて(すみませんw)

さらに閉店作業をしてから合流することになっておりましたので

コム兄と本日の参加者である2名の方と一緒にDeshikaを後にし

一足先にロワゾブリュに向けて出発いたしました。

コム兄は奈良ワイン会以外では2回ほどお世話になった程度ですが

今回ご一緒した2名の方は10年くらい通われたよいう常連さんで、

ロワゾさんでの思い出や、閉店してしまう寂しさ、喪失感などを聞かせて頂きました。

本当に愛されたお店だったんだなぁ

としみじみ感じました。

お店に到着して外から店内を見ると入れるのか不安になるくらいお客さんで一杯でした。

寂しいという感情は皆さん持ってらっしゃったんだと思いますが

スタッフの方もお客さんもみな一様に笑顔で

活気があって本当に幸せな空気が充満した空間でした。

向かう途中に聞かせて頂いたお話を実感すると共に、多くの皆さんにとって大切な場所だったんだなぁ

という事を感じさせてくれました。

ほんとうに惜しまれますね。

乾杯

まだ全員揃っていないからという事で0.5次会的にまずはビールで乾杯することに。

つってもビールが到着するまでに全員揃っちゃったんですけどね。

そんな細かい事は気にせず乾杯するのが大人ってもんです。(何でもいいから早く飲みたい←)

ほどなくしてオーダーしていた前菜の盛り合わせも到着しましたのでパシャリ。

見よこのボリューム。

そしてなにより美味い。

なんだか久しぶりに家以外で飲んだ気がするなぁ。

なんて思ったり。

出不精が標準装備されたようなコム兄は家で飲むことが圧倒的に多いんですが、やっぱり外で飲むのはたまりません。

ムール貝とシャンパーニュ

ビールで乾杯しましたが実は乾杯要員としてDeshikaでマグナムシャンパーニュをみんなで購入して持ち込んでいたのでした。

それがこちら。

J・M Seleque / “Solessence” Extra Brut MG

こちらのシャンパーニュは奈良ワイン会の最終回で飲ませて頂いた激うまシャンパーニュでございます。

その時の様子とシャンパーニュの情報はこちらから。

激重マグナムボトルからフルートグラスに注いで下さるえいじさん。

みんなから注目され、なかなかのプレッシャーの中、

こんなのただの苦行でしかない

といいつつ注いでいるお顔はとっても笑顔。

さすがでございます。

ほんで満席状態のはずなのにお料理が運ばれてくるスピードときたら半端ないわけです。

どんなオペレーションしてますのん?

というくらいに早い。

ということで到着しましたのがこちら。

みなさんのご想像の通りこのシャンパーニュとムール貝の白ワイン蒸しの相性は無双状態。

アーセナル時代のアンリとベルカンプみたいな。(古いし知らん人多いのは承知の上w)

分かりやすくいうとメッシとスアレスですかね。やっぱり。(これでも少しマニアック?)

お互いを引き立てあいながらというの巧さ(美味さ)の破壊力ときたらたまりません。

ただ一言。

幸せ。

分かりづらい例えが日本一。

コム兄今年も絶好調です。

タルトフランベとリースリング

お次に登場しましたお料理がこちら。

薄めの生地でこんがりと焼かれたタルト・フランベ。

この焦げたところがまた香ばしくてたまらない。

アルザスやドイツなんかでも食べられるお料理ですね。

タルトフランベにはやっぱりリースリングでしょ

って事でお店にストックがあるか聞いてみるも在庫切れ。

閉店2日前ですから当然っちゃ当然。

「じゃあ家から持ってくるわ」

と参加者の中のお一人(みんな大好き田口さん)がお店の方から自転車を借りて取りに行ってくれることに。(実は乾杯の前に行ってくれていました。)

フットワークの軽さと美食への執念が素晴らしい。

ありがとうございます。

そのワインがこちら。

Trimbach / Riesling cuvee “Frederic Emile” 2008

熟成され大人の色気を纏ったリースリングと香ばしく焼かれた生地。

そりゃあ、うめぇのよ。

リースリングによくみられるピチピチしたシャープな酸という感じではありませんが

生姜や柑橘の皮、それから塩気を帯びたようなニュアンス、角の取れた温かい酸味。

やっぱりワインって美味しいし面白い。

それもそうなんだけど

みんなワインオタクのはずなのに

会話はほとんどワインの話じゃなかった気がするのが

何とも素敵。

熟成肉とボルドー

いよいよメインディッシュの登場です。

この日は

“最後のステークフリット祭り”

という事でしたので通常よりも半額での提供でした。

いい意味でCrazy。

もちろん有難く頂くわけなんですがw

お肉に合わせてえいじさんが持ち込んでくださったワインがこちら。

Les Forts De Latour 2018

泣く子も黙る格付け第一級シャトーであるラトゥール様のセカンドワイン。

心の中で「キャー」という奇声を発してしまったのは内緒。(心の声…漏れて無かったよね?)

こんなワイン出されてテンション上がらない人はいないんじゃないでしょうか。(一部富裕層除く)

お店から可愛らしい容器を借りて事前にキャンタージュしてくださっておりました。(未遂画像ですみません)

そしてステーキとワインのたまらない画力を食らいやがれ!!!

別アングルもどうだ!!

興奮しすぎて他人が持ち込んでくださったワインと

他人が焼いてくれた肉を我が事のように自慢してしまいました。

すいません。取り乱しました。

肉とボルドーは言わずもがなですが、肉汁とソースが絡んでしっとりしたポテトもまたたまらんのですよねぇ。

コム兄の個人的な好みで言うとやや火入れが若かったかなという印象でした。

が、それをも包み込んでしまうワインの力。

緻密で滑らかでありながら力強さもある。

なんやかんやそれっぽい事言うてますけど

やっぱり肉にボルドーは美味いし正義なのよね。

本当にありがとうございました。

遠峯一青が選んだ第十二の使徒

これで終わらないのが今日のメンバー。(コム兄はなにも持参せず飲み食いしてただけ←)

〆のデザートワインまで用意してくれちゃって。

オシャレ紳士かって。(本当にありがとうございます。)

それもそんじょそこらのデザートワインじゃないの。

世界三大貴腐ワインに数えられるソーテルヌの中において

「別格 頂点 世界最高 奇跡の神酒」

そんなキーワードが相応しい説明不要の極上貴腐ワイン。

Chateau D’yquem 1975

名作漫画の神の雫の第十二使徒として登場し遠峰一青が「走馬灯」と表現したワイン。

※第44巻から引用

「走馬灯」という表現については

コム兄のような薄っぺらい人生では感じることが出来ませんでした…。

が、50年という時を経ているにも関わらず

ぼやけずに凛とした姿、輝き、それどころか圧倒的な存在感。

それでいて柔らかく優しく、そして何より深みのある甘みと綺麗な酸味。

極上のとろけるような「甘さ」と綺麗な「酸味」は一見すると相反する要素にも思えるんだけど

それが見事なまでに高い次元で調和しています。

これがイケムをイケムたらしめている要因なんでしょうね(は?)

コム兄ったらちゃっかりお変わりも頂いたりしちゃて。

てへぺろ(古い)

最後に

ロワゾお別れ会の模様を紹介してまいりましたがいかがでしたでしょうか。

本当に素敵な夜でございました。

ロワゾさんが閉店してしまうのは本当に寂しいですが

お店の歴史の最後を見届けることが出来て幸せでございました。

スタッフの皆さん、ご一緒くださった皆さん、本当にありがとうございました。

誰がデコの広さ2割増しやねん

帰り道には、

「ロワゾは無くなってしまったけどまた一緒に飲みましょう」

とお誘いいただけたのもまた嬉しかったです。

本当にコム兄は人さまに恵まれているなと思いまくりです。

将来はコム兄もお店を持ちたいなと思っているので

スタイルこそ違うかもしれませんが

ロワゾさんのように多くの人から愛されるようなお店を目指していこうと思います。

みんな来てくれないと泣いちゃうんだから。(勝手に泣いてろ!)

という事でまた次の記事で会いましょう!

ではまたっっっ!!!

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