7月14日にワインダイニングCircleをオープンして、気が付けば2か月が経ちました。
開業前は
「とりあえずオープンまでたどり着けるのだろうか」
と考える日々でしたが、
今は
「どうやって続けていくか」
を考える毎日です。
正直なところ、
毎日お客さまでいっぱいというわけではありません。
週末は賑わう日もありますが、
平日はゆっくりとした時間が流れる日もあります。
飲食店を始めたら忙しくなるものだと思っていましたが、
現実はそんなに単純ではありませんでした。
それでも、
少しずつですが認知は広がっているように感じています。
「前から気になっていたんです」
「知り合いに聞いて来ました」
そんな言葉をいただく機会が増えてきました。
もちろん、何か特別な広告を打ったわけでもありません。
SNSも決して頻繁に更新しているわけではありませんし、
グルメサイトさんやインフルエンサーさんを活用した派手な宣伝をしているわけでもありません。
ただ、自分なりに出来ることは少しずつやってきました。
商工会青年部に加入したこと。
観光協会に加盟したこと。
近隣の宿泊施設やホテルへご挨拶に伺い、チラシを置いていただいたこと。
ホテルのお客さまだけでなく、
スタッフの皆さまにも店を知っていただきたいと思い、
試食会のお話をさせていただいたこと。
一つひとつは小さなことですが、
その積み重ねが少しずつ実を結び始めているのかもしれません。
夏休みも終わり、
子どもたちの生活リズムも落ち着いてきました。
私自身も日中に少しだけ時間を確保できるようになり、
オープン直後には見えていなかったことを考える余裕が出てきました。
その中で最近よく考えているのが、
「何を優先するべきか」ということです。
近くの駅前で開催されるイベントへの出店のお話もあります。
新しいお客さまに知っていただくきっかけとしては、
とても魅力的です。
一方で、私の店は基本的に一人で料理をしています。
イベントの準備や仕込みに時間を使いすぎてしまえば、
肝心の店の営業に影響が出るかもしれません。
目先の売上や利益だけを考えれば、
出店した方が良いのかもしれません。
でも、本当に大切なのは何なのか。
Circleという店を長く続けていくために必要なことは何なのか。
そんなことを考えながら、
まだ答えの出ていない問いと向き合っています。
開業してからの2か月は、本当にあっという間でした。
それでも振り返ってみると、
何も変わっていないようで、少しずつ前に進んでいる気がします。
飲食店は一夜にして繁盛店になるものではなく、
地域の中で少しずつ信頼を積み重ねていくものなのかもしれません。
焦る気持ちがないと言えば嘘になります。
ですが、無理をして続かなくなるよりも、
自分たちらしく続けていけることの方が大切だとも思っています。
まだ2か月。
ようやくスタートラインに立ったばかりです。
半年後、一年後にこの記事を読み返した時、
「あの頃はこんなことで悩んでいたな」
と笑えるように。
そんな備忘録として、今の気持ちを書き残しておこうと思います。
これからも、少しずつ。
背伸びではなく、背筋を伸ばしながら。

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