奈良は本格的に暑くなってまいりました。
連日38℃とか意味が分かりません。
最近コム兄のわがままボディが重たすぎるので
通勤するのを車から徒歩に切り替えて無駄な抵抗をしています。
さて、今回紹介しますのは木谷ワイナリーで開催されましたイベントでの記事でございます。
ワイナリー1階で行われた試飲直売会と2階で行われた「スナックりょうこ。」
コム兄はその「スナックりょうこ」のお料理担当として参加させていただきました。
どんな会なのか気になりますよね。
早速行ってみたいと思います。
ちぇけら。
”スナックりょうこ”とは
ちょっと待って。
“木谷ワイナリー”で“スナックりょうこ”って何?
ワインなの?
スナックなの?
木谷なの?
りょうこなの?
ってなりますよね。
コム兄もそうでした。
みんなの味方であるコム兄が簡単に説明したいと思います。(間違っていたらごめんなさい)
まず”りょうこ”さんって誰ですの?
から参ります。
りょうこさんは現在、醸造家見習いとして木谷ワイナリーにお勤めになられています。
過去の”スナックりょうこ”ではりょうこさんが醸造に携わったワインも提供されていたようです。
そんなりょうこさんは元旅館の若女将。
仕事ができるのはもちろんのこと、気配りやトーク力も抜群で完全に陽キャ。
木谷さんからも敏腕スタッフと評価されています。
そして何より美しい。
このイベントでは貴重なバックビンテージを木谷さんの説明付きで味わうことが出来ますが
りょうこさんとの会話を楽しみに訪れるお客さんも少なくないんだと思います。

何となくイメージが湧いてきたと思います。(いまいちピンと来ていなくても先に進みます。)
今回はそんな木谷ワイナリーの2階で行われましたイベントのおつまみ担当大臣として参加させていただきました。
毎度のことながらワイン好きな方ってグルメな方が多いから緊張します。
ワイナリー到着

例によって車に食材を積み込んで木谷ワイナリーさんに向かいました。
到着するとワイン直売会の準備が進められておりました。
コム兄が到着したのが11時少し前だったかと思いますが、
すでにお客さんがいらしていました。

コム兄は良かれと思って木谷ワインのTシャツを着て行ったのですが、
これじゃスタッフと間違われてややこしい奴だよなとひっそり後悔しておりました。
1階での試飲直売会は11時スタートでしたが
スナックりょうこの開始時間は13時からだったので少し時間はありましたが
コム兄もボチボチ準備に取り掛かりました。
開店
スナックりょうこのシステムも少しお伝えしておきましょう。
まず最初にお通しって感じでワイン1杯と小料理が一品で1000円のセットが提供されます。
今回コム兄が用意したものがこちら。
枇杷、スモモ、フロマージュブラン

コム兄のイメージとして木谷さんのデラウェアから造ったワインに感じる味わいとして
洋ナシのような優しい果実味、
和三盆のような上品でふんわりと甘い香り、
和柑橘のような爽やかさ。
このイメージに合うように、それでいて旬のものを使いたい。
サッパリ、ツルっと食べられるようなものにしたい。
そんな考えからこちらに決めました。
枇杷はカットした面が空気に触れると褐変してしまうので
真空パックにして軽く火を入れてコンポートにしました。
色は変わってほしくなかったけど食感も残したかったのでごく低温で。
で、この枇杷の大変だったのが種の周りの薄皮を取る作業。
少量なら問題はないみたいだけど食べ過ぎると毒になる成分が入っているみたいで、
後悔しながらコツコツ剥きましたw
それでも旬の果物を使ったものが作れてよかったなと思います。
ちなみにお通しのワインは木谷さんのスパークリングデラウェア。
狙い通りのペアリングになったんじゃないかと思います。(どうでしたでしょうかw)
料理紹介
この日のお品書きは以下の通り。
・前菜盛り合わせ
・イノシシのジャンボンペルシエ
・鹿の味噌漬け 梅肉ソース
・イノシシのワイン煮込み
・牛ほほ肉の赤ワイン煮込み
・カニの濃厚パスタ
・タルトシトロン
例によって写真を撮るのを忘れてしまいましたが、唯一前菜の盛り合わせだけは撮っていました。
(盛り付け方を忘れないように撮っただけw)

前菜盛り合わせには
茄子とパプリカの揚げびたし、イワシのマリネ、カナッペ(イノシシリエット、奈良漬けクリームチーズ)、
鯛の昆布締め、半熟卵(アンチョビマヨネーズ)、ゴーダチーズをぽろり。
っていう具合に。
木谷さんのワインから感じる出汁っぽさや酸味に寄り添えればいいなと思ってチョイスしました。
この可愛らしいお皿は木谷さんにお借りしたんですけど
ちょうどいいサイズで可愛らしく盛れました。
他のものに関しては完成写真が無いので
調理工程で数枚撮った写真で紹介していこうと思います。
ジャンボンペルシエはハムのゼリー寄せですが、
今回はイノシシバージョンで作ってみました。
ゼリー寄せのゼラチンはイノシシの皮から抽出しました。

前日に仕込んで固めたものを様子見てみたら緩かったので板ゼラチンで補強しました。
後日談ですが、
イベントで残ったこのジャンボンペルシエを魔改造して
炊き込みご飯にしたらめちゃくちゃ美味しく仕上がって度肝抜かれました。

なお、カロリーもヤバいので大人は食べすぎ注意ですね。
お次は鹿の味噌漬け。
味噌漬けには鹿肉の最高級部位である背ロースを使いました。
(もちろんコム兄が捕まえた鹿さん)
味噌で漬けた理由としては、水分を良い感じに抜いて味を凝縮させたい。
塩でもよかったんですけど、ともすれば癖が無くて淡白な味わいなので複雑さを付与したい。
そんなイメージでした。
こちらが漬けている様子。


ちなみにこちらの味噌はコム嫁の実家で子供たちとワイワイ言いながら作った自家製の味噌。
↓↓ちなみに味噌づくりの記事はこちら↓↓
そしてこの味噌漬けにした鹿をローストしまして、
ソースには梅肉のソースにしました。
梅肉のソースと言っても梅をピューレにしただけではなくて、
焦がしバターとニンニク、パセリを使った香り豊かなソース。
梅じゃなくてトマトを入れるのが一般的な組み合わせですよね。
バターを使ったのは香りだけじゃなくて、
油脂分の少ない鹿肉にオイルを補ってやるイメージもありました。
味噌に漬けることで浸透圧で水分が幾らか抜けているので
ジューシーな仕上がりとはいきませんが美味しくできたんじゃないかと思います。
熟成したピノなんかに良さそうな気がしますが、
木谷さんコレクションの風の森(日本酒)も最高に美味しかったです。
あとは・・・煮込んだだけのやつと茹でて絡めただけのパスタでございます。(語彙)
ちなみに牛ほほ肉をラインナップに入れたのはジビエが苦手な方もいらっしゃるかなーと思ったからです。
みなさん喜んでいただけたようで何よりでしたし、持参した料理がほぼ完売したのには驚きました。
これもりょうこさんの話術の賜物でございます。
木谷ワイナリーの皆さん、イベントにお越しくださった皆さん
本当にありがとうございました。
最後に
スナックりょうこ、いかがでしたでしょうか。
今回はワイナリー開設3周年という事もあって
木谷さん秘蔵のプレミアムワインも提供されていました。
(コム兄もちゃっかり飲ませていただきました)
最後にボトルの写真を撮らせていただきましたが、
コム兄のセンスでは全てをおさめることが出来ませんでした。
それくらい大盛況だったようです。

もしこの記事を読んでイベントに参加してみたいなーっていう方は
是非木谷さんのインスタをフォローしてみて下さいね。
タイミングよければまたコム兄がおつまみ大臣を担当しているかもしれませんよ。
という事で今回はここまで。
ではまたっっ!!!
コメント