【まるで貴族⁉】日本一本気なホームパーティ season.2

コム兄とワイン

皆さんこんにちは。

中の下の庶民コム兄です。

今回の記事では、コム兄風情がとても豪華なホームパーティに参加させていただきましたので紹介させていただければと思います。

日本一本気なホームパーティseason.1の様子はこちらから。

コム兄さんがいないとワイン会が成立しない!!

とまで仰ってくださるたかしさんのお言葉にホイホイと乗せられまして

今回も上機嫌で行ってまいりました。

今回コム兄は肉を焼きながらの参加でしたのでゆっくりと味わう事の出来ないワインもありましたが

それはそれはすごいラインナップでした(語彙)

こちらのワイン会の前日には地元の友人とのコラボイベントを開催し、

2日連続のイベントになりましたがコム兄は使い物になったのでしょうか。

前回もすごい会でしたが今回はどんな内容だったのでしょうか。

早速行ってみたいと思います。

ちぇけら。

乾杯は公園でマグナム

この日は全国的にも注目を集めた兵庫県知事選の開票日でした。

お料理を担当するななさんとコム兄とは主催者であるたかしさんのご自宅に少し早めに集合し

(コム兄は遅くなってしまいましたごめんなさい)お料理の仕込みをするなどしていました。

その他の参加者さんはたかしさんの自宅から徒歩20秒くらい(コム兄の体感)の公園に集合。

時間になったのでコム兄達も調理の手を止めてドラクエ風に皆さんが待ちわびる公園へ向かいました。

この日は早朝まで雨が降っていましたが開始時間にはすっかりやんで外シャン日和となっておりました。

ありがたい。

初めましての方々ばかりでよそよそしい感じは否めませんがやっぱり公園で飲むシャンパーニュは格別。

もう、何て言うんでしょうか。

優雅。

この一言に尽きますね。

最高の幕開けになりました。


とは言え、傍から見ればそこまで親し気な感じもないのにみんなで昼間っから公園でシャンパン飲んでるって何事だろうなと思った事と思います。

でもそんの気にしません。

その後みんなでたかしさんのお宅へゾロリゾロリ。

みなさんがどこに座るのか牽制しあっている間にコム兄はお料理の準備に取り掛かりました。

改めまして、乾杯

準備が整い、改めまして乾杯をという事でななさんが用意してくださった前菜とこちらのワインで乾杯。

相変わらず美しいテーブルセッティングであります。

コム兄にもこういうセンスというか美的な感性が欲しいものです(無理)

ワインはMythos / reserve brut nature Magnum

乾杯のアンドレ・クルエからマグナムボトルが続きます。


こちらはたかしさんがお好きなラルマンディエ・ベルニエで修行されたという方がドイツで造るワインだそう。

修行の足りないコム兄には分かりませんでしたが

「ラルマンディエ・ベルニエ臭がする」

という変態な方々(全力で褒めてます)がいらっしゃって

すげぇ味覚と嗅覚、そしてそれらを記憶しておくスキルというか才能は本当にすごいなぁと感心しておりました。

コム兄的には複雑で果実味があって、やや苦みがあって美味い

言葉にしてしまうとほとんどのスパークリングワインが当てはまるんじゃないかという残念な表現にしかなりません。

悲しい。

コム兄もラルマンディエ臭がとかの専門用語を使いこなせるように精進したいと思います(遠い目)

お料理の紹介もさせて頂こうと思います。

とても滑らかなゆり根とポワローのスープ(裏ごしするの大変そうでした)

プリプリ香ばしいエビパン(皮むきちょっとだけお手伝いしました)

茹で落花生と銀杏

それからポリポリ無限に美味しいグリッシーニ。

こうして最高の宴が始まったのでした。

マグナムワインのオンパレード

この後もマグナムボトルのワインが続きました。

Alexandre Bain / Mademoiselle M2017 Magnum

こちらのワインは参加者さんが持参くださったワインだったと思います。

ロワールのソーヴィニョンブランでしたかね。

フローラル感、ハーブ感などソーヴィニョンブランぽいんだけど

熟したストーンフルーツのような果実味も感じられました。

このワインも含めゆっくり味わいたいワインが続くわけですが、

グラスを空けないといけないし、料理の準備もしなきゃいけないしで

なかなかじっくり味湧くことが出来なかったのが悔やまれます。

後で調べましたら収穫を開始した日が愛する娘の誕生日だったことから

この年で特に品質の良かったワインをスペシャルキュベとして瓶詰し

娘の名前のマドレーヌにちなんで「マドモアゼル M」と名付けたんだそう。

ストーリーまで美味しいワインありがとうございました。


※ボトルサイズ違い、ヴィンテージ違いのリンクです

続きましてもマグナムが続きます。

ローヌと言えばのギガル様。

E.Guigal / Cote du Rhone 2014 Magnum

ギガルの熟成マグナムが前座になってしまうのが今回のワイン会のヤバさを物語っていると思います。

黒い果実の豊かな果実味と程よくこなれたスパイシーさ、滑かーなタンニン。

するする入ってきちゃうのよね。

安定感がやばすぎる。

またしても続くワインはマグナム

Bruno Duchene / Colllioure Rouge L’anodine 2018 Magnum

こちらはボトル差が激しいっていう事を仰っていたように思います。

ラベルからも自然派っぽい感じがバシバシ伝わってきます。

コリウールはAOCらしいのですが(おい)

コム兄の頭からはしっかりと抜け落ちておりましたので久しぶりにソムリエ教本を開いて見ました。

ピレネー山脈の東側に位置しスペイン国境から20キロという位置関係らしいです。

歴史的な背景からカタルーニャ語を話す人が多いそう。

バニュルスの認定地域内で造られる酒精強化されないワインに対して認められたAOCなんですって。

勉強になりますね。

この個体はあたりとおっしゃっていた通り、独特な自然派臭はあるものの

赤い果実中心のピュアで瑞々しいワインでした。

コム兄はこちらのワインを飲んでいる途中から魚料理の仕上げに向かいました。

改めまして白ワイン

コム兄が魚料理を仕上げている間に提供されましたのがこちらのワイン。

Andre Bonhomme / Macon vire 1997

めっちゃいい香りしました(語彙)

良く熟していてフルーティーで樽の香りをまとってとても良い感じ。

そして優しく引き締める綺麗な酸味。

好きだなぁ・・・

そしてこちらのワインに合わせて作りましたのはこちらの料理。

皮目は香ばしく、それでいて身はふっくらというたかしさんからのリクエストにお応えして。

欲を言えば皮をもう少しじっくりと香ばしく焼きたかったのですが・・・(リベンジさせてください!!)

ソースには蒸した魚に用いられることの多いデュグレレ風。

魚の出汁をベースにマッシュルームの旨味、トマトの酸味、パセリの清涼感が合いまったそれはそれはクラシックなソース。

考案されたのが200年前だというから驚きです。

こちらのソースにはたかしさんがブラインドでみなさんに提供したワインも使っておりました。

Debus / Muller Thurgau Trocken 2023

美味しかったなー。

残念ながらコム兄はミュラートゥルガウのミの字も浮かびませんでした。

でも美味しかったからいいんです(開き直るな)



続きましてのワインはこちら。

Domaine Andre Perret / Condrieu Chery 2004

コンドリューと言えばコム兄がソムリエの資格を取得して間もないころに飲み比べをした時以来でございます。

今思えばこの時がたかしさんとの出会いでございました。

興味のある方はこちらから。

これまためっちゃうまかった。

このシェリーっていうのはコンドリュー最高峰と呼ばれる単一畑なんだとか。

そらーうまいわ(おい)

単一畑であるシェリーを所有する生産者のうち、シェリーを名乗って出荷しているのはアンドレペレさんだけなんですって。

本当にリッチでエレガントでめちゃくちゃうまかったです。

魚料理に添えられたさつま芋(たかしさんがじっくり焼いてくれていた)とこのコンドリューがめちゃくちゃ合うやんー!!!ってひとり興奮しておりました。

いやぁ贅沢。


まだまだ終わりません。

続きましての白ワインはこちら。

Domaine Henri Boillot / Puligny Montrachet 1er Cru “Les Pucelles 2010

こちらのワインはコム兄がお肉料理を仕上げている時にサーヴされたワイン。

コム兄はコンドリューも飲み干していなかったので後から頂きましたがめちゃくちゃうまかった。

アプリコットやマンダリンオレンジの皮ようなニュアンス、そして塩味を感じさせるような味わい。

リッチで、力強くて、活き活きしていて、それでいて洗練されたような味わい。

およそ村名クラスのワインとは思えない、素晴らしいワインでした。

今回のワインたちは本当にそれぞれが主役級で、どのワインもゆっくり時間をかけて味わいたい。

そんなワインでございました(コム兄の人生でそんなチャンスはもう来ないと思いますがw)


※ヴィンテージ違い

赤ワインの部始まり始まり

赤ワインがサーヴされるのに先立ちましてコム兄はお肉料理その①の調理に取り掛かりました。

その間にサーヴされましたのがこちらのワイン。

William Dounie / Pinot Noir 2018

たかしさんのオーストラリアの知り合いから頂いたという個人輸入のワイン。

コム兄もそんな友人欲しいです(爆)

正直ね、コム兄ね、このワインの記憶が無いの(こら)

飲んだのかなー。

飲んだと思うんだけどなー。

お肉料理その①

そんなこんなでコム兄が仕上げたお肉料理その①がこちら。

鹿肉の骨付きロースと猪の外モモをローストいたしました。

付け合せにはななさんから頂いたピーマンとズッキーニと紅芯大根を。

ソースはポワヴラード。

鹿のコンソメと赤ワイン、赤ワインヴィネガーを煮詰めて味を調えた黒コショウの辛味をピリッと利かせたソース。

こんなに美味しい鹿肉は初めて食べた!!

と言っていただいて本当に嬉しかったです。

鹿さんも喜んでいると思います。

ありがとうございます。

お肉料理その②

そしてコム兄はこのジビエのローストを仕上げた後、肉料理その②の調理に取り掛かりました。

そのお肉がこちら

近江牛のヒレ肉で、しかも品評会?で優等賞を獲得した牛のヒレ肉。

見よこの厚み。

こちらのお肉は参加者の方の奥様が精肉店を営んでおられるようで、お持ち頂いた最高級のヒレ肉でございます。

このクラスになると誰が焼いても不味くなることはあり得ないわけなんですが、やっぱり緊張しますよね。

盤の大きさがレベチです。

ほんで焼き目をつけてるだけで脂の甘い香りが漂うわけです。

ミルキーで甘やかで、それでいて香ばしい。

焼きながらニヤニヤしちゃってたともいます。

オッサンが肉焼きながらニヤニヤしてたら逮捕されてもおかしくありませんが

この肉に関してはもう仕方ない。

焼いては休ませ、焼いては休ませて仕上がったのがこちら。

お花が添えられて可愛らしく仕上がりました(これもななさんのおかげ)

口に含んだだけでほどけていくようなとろけるような肉質。

鼻のあな広げてフガフガして余韻を楽しみました(フガフガってなんだよ)

ソースは赤ワインのキレ、マデラの甘い香りをベースに仕上げにマスタードを加えたもの。

お肉のポテンシャルが凄いからソースいつ用無いんじゃないかと思うわけですが、

やっぱりソースがあると無いとでは雰囲気が違いますよね(雰囲気かい!)

一人当たりの量はそれほど多くなかったですけど

口に広がる存在感たるやそれはそれは素晴らしいお肉でした。

お肉も中々豪華ですがワインも負けていません。

というかやばいラインナップ。

コム兄のちんけな表現では伝わらないと思いますので色調なり香りなり味わいなどは割愛させていただきます。

ただ、どれもこれもため息が出るくらい美味しかったです!!

コム兄は料理の仕上げを居ておりましたので提供されたタイミングや順番は違うかもしれませんが

とにかく紹介していく所存です。

まずはこちら。

Domaine Marc Sorrel / Hermitage 2012

こちらのワインも飲んだ記憶が曖昧ですが恐らく飲んだんだと思います(爆)

すぐに更新しないからこうなるんですよね。

本当に後悔しています。

つづきましてはこちらのワイン。

Charles Noellat / Bonnes Mares Grand Cru 2001

出ましたグランクリュ。

こちらのワインは飲んだ記憶がはっきりとあります。

香り味わってはため息が出ちゃうワインで一生香りを嗅いでいたいワインでした。

コム兄ごときが飲んでいいワインではありませんがせっかくですのでよばれました。

コム兄は酔っぱらってしまってメモはおろか写真を撮る事すら忘れていまして・・・

参加者さんの写真をお借りして紹介しようと思います。

色調はこんな感じ。

色気がやばいしめっちゃキレイですよね。

屈原さんが持参くださったパテもとても美味しくて、ワインが進んで進んでヤバかったです。

本当にヤバいワインが怒涛のように押し寄せて頭が追いつきませんでした。


※リンクはシャルルノエラの別のワインです。

続きましてのワインは

Chateau Lagrange 2019

サントリーさんが所有していることで有名ですが何気にコム兄は今回が初めましてでございました。(多分)

しっかり濃くてまだ若いんだけど今飲んでも美味い。

さすがだなー。

ほんとにさすがの安定感って感じのワインでございました。


本日の赤ワインのトリを飾りますのはこちら。

Chateau Calon Segur 1994

たかしさんと屈原さんのバースデーヴィンテージって言ってたかな(違ったらごめんなさい)

お二人ともお若いのにしっかりされていてグランヴァンに負けない本当に素晴らしい好青年です。

今回の参加者さんの中には20代半ばの参加者さんもいらっしゃいましたが

皆さん本当にワインに明るくて本当に凄いなと思いました。

このワインが今回の会の主役でそれに合うようにと肉を調理させていただきました。

食材のお陰もあって本当に素敵な時間になったと思います。

感謝。

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※ヴィンテージ違い

〆にはたかしさんが仕込んでくださっていたラグーを使ったパスタ。

たかしさんは魚の熟成に関する知識や技術など、およそ素人とは思えない職人っぷり。

この日の鯛もたかしさんが仕入れて熟成しておいてくれました。

食への探求心というか美味への追及が変態的でございます(誉めてます)

そんなたかしさんが仕込んだラグーがまずいわけがないのよね。

美味いのよ。

なんていうかちょうどいい。

ちょうどいいところを狙うのってプロでも案外難しいんですけどね。。。

お見事です。

最後にいただきましたのはこちらのワイン。

Kusuda / Riesling Trockenbeerenauslese 2021 (コルク)

こちらのワインは参加者さんの持ち寄りだったと記憶しています。

貴重なワインをありがとうございます。

ほんでこのクスダさんの甘美な事。

そして綺麗な酸。

これで笑顔にならない人なんているんでしょうか。

人に幸せをもたらす味わいでございました。

主催者のたかしさん、

料理を仕上げてくださったななさん、

ご一緒くださった皆さん、

本当に貴重な経験をさせていただいてありがとうございました。

縁もたけなわ

参加者の皆さんはまだゆっくり飲んでらしたのですが、

コム兄は2日連続のワイン会で、しかもこの日の前の週には東京遠足に出かけていた事もあって家を留守にしがちでございましたので、早めに帰宅することにしておりました。

後ろ髪をひかれる思いで帰路に着こうと思った時にシロさんがこちらのクッキーを差し伸べてくださいました。

なんでも幻のクッキーと呼ばれるほど貴重なクッキーなんだとか。

「クッキーで何なんだけどコム兄の経験の足しにしてください」

と言ってくださいましてね。

そのお心遣いだけでも感動です。

食べてみて感動再び。

何というか派手さはないんだけどとてもクラシックで丁寧に作られていてるのが分かってしまうクッキーでした。

サクホロでくちどけが良く中央のアプリコットやチョコレートの風味が広がるんです。

シンプルだけに誤魔化しの効かない確かな技術を感じる美味しさ。

流行を追うのではなく本質を追求することの大切さを学んだように思います。

本当にありがとうございました。

最後に

ワイン会開催から1か月も経ってしまったので更新するか迷ったんですけど

これだけのラインナップですし、やはり備忘録として残しておくべきだと思い書いてみました。

約5時間程度でこのラインナップを完走いたしましたのでどれだけのペースで飲んでいたのかお分かりいただけるかと思います。

そらグラスも渋滞するよね。

でもせっかく準備したワインだからみんなに飲んでもらいたいというたかしさんのホスピタリティに包まれた会でした。

もう少しコム兄が段取り良く準備やら仕上げやらを出来たらもう少しゆっくり味わえたのになと反省ばかりでございます。

皆さんとの会話もあまりできなかったので次回があるとすればもう少しスマートにやりたいなと思います。

いやぁ、それにしてもすごい会だった。

本当にありがとうございました。

という事で日本一本気なホームパーティの参加レポートはこれまで。

もしコム兄に出張料理を頼みたいという方がいらっしゃるようでしたら気軽に連絡してくださいね。

ではまた!!!

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