【日本一豪華!?】イノシシ持参でホームパーティーに参加してきたぞ

コム兄とワイン

みなさんこんにちは。

セミが鳴き出したり、打ち上げ花火が聞こえてきたり、テレビでは祇園祭のニュースが報道されています。

夏本番までもう少しって感じですね。

蒸し蒸ししますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は仲良くしていただいているたかしさん

引っ越し兼少し遅れたけど誕生日も祝うよパーティー

にお招きいただきましたので紹介させていただければと思います。

いいワイン開けるから飲みに来てくださいと言われて断る理由なんてこの世には存在いたしません。

しかも会費はいらないからなんて言われたらね。

無駄に早起きもしちゃうよね。

で、手ぶらでいく訳にも行かないなぁってことで

「イノシシ持っていきます!」

って条件反射で言うわけよね。

コム兄と言ったら世間一般的には猟師ですからね。(世間一般とは?)

なんでもマルゴーを空ける予定との事で、それに合わせてメインの肉料理を作ってほしいとの事でした。

マルゴー飲ませてもらえるなんて・・・幸せ。

というか、いいんでしょうか。

そんなこんなでイノシシを携えて電車に揺られる事2時間。

大阪を華麗にスルーして三宮へ向かったのでした。

前日には末っ子がいきなり39℃の熱を出したもんだから気が気じゃなかったわけですが

当日にはなんとか落ち着いてくれて無事に参加することが出来たのでした。

最近体調不良とか仕事の都合がつかなかったりでドタキャンしてしまった会が多かったのです。

その節は本当にごめんなさい。

久しぶりにお会いする方や初めましての方、

お会いしてみたかった方ともご一緒することが出来て本当に素敵な時間を共有させていただきました。

どんな”いいワイン”が登場したのか、コム兄のイノシシはマルゴー様の邪魔をしなかったのか。

早速紹介していこうと思います。

ちぇけらっっ!!

心配のタネ

引越ししたてのお宅に上がらせていただくという事で、コム兄には密かな心配事があった訳です。

結論から言いましょう。

それは・・・

足の匂いです

引っ越し祝い何にしようとかそんなマジメな心配じゃなくてごめんなさい。

靴を履いていたら何となくごまかせるんだけど、靴をぬぐとさ、ほら、ね。

しかもこの日は雨予報で、臭う条件は揃っているわけですよ。

いいワインを頂く会だから不快な思いをさせてしまったら申し訳ないし、何か香りでごまかす的なのは違うし。

いっそのこと裸足にサンダルで少しでも蒸れるのを回避するか!

でも新居じゃない?

知人とは言えオッサンが素足で侵入してくるのはさすがに抵抗あるかなーなんて思うわけですよね。

やっぱり。

だからどうしたもんかなーって考えた末、

サンダルで行って、お宅に上がる前に玄関で靴下履いたら良くない?

っていう考えに至りました。

個人的には天才的やん!

と思ったわけですが、もしかして普通でしたか?

皆さんの工夫しているようなことがあったら是非教えてください(何の話やねん)

ちなみにコム兄のお家を訪れる際はオッサンでも気兼ねなく裸足で構いませんからね(ホンマに何の話やねん)

ホームパーティーとは?

思いのほか前振りが長くなってしまいましたのでそろそろ本題に入ることにしましょう。

無事に靴下を履いて案内されるがままにリビングに進みますと

コーディネートされたテーブルを中心に集う参加者の皆さんと、ゴッドファーザーかのように鎮座されるシロさん

とても雰囲気があります。

テーブルセッティングはこんな感じでした。

日本中で開催されているホームパーティーのなかで

今日イチ豪華なホームパーティちゃうかなというくらい気合が入っていました。

挨拶もそこそこに料理が運ばれてきたわけですが

これまたスゲーの。

朝からコネコネ仕込んでくださった無限にポリポリ食べられるグリッシーニ

それはそれは滑らかなヴィシソワーズ

麗しい。

花咲いちゃってるし。

いずれもななさんお手製。

もちろんテーブルコーディネートもななさん。

お店よりお店やんというクオリティ。

もはや僕が知ってるホームパーティじゃないのよね。

もしかして大統領とかお招きしてます?

しまいにはレコードプレーヤーから白鳥の湖なんかが流れてくるわけですよ。

二日酔いに効きますわとヴィシソワーズをお代わりしている参加者さんもいらっしゃいましたが

アットホームな雰囲気は今のところその一点のみ。

まだシラフなのも手伝ってただならぬ雰囲気にのまれ気味のコム兄でしたが

1杯目のワインがこれまたすんげぇワインで(語彙)

緊張感が増したと言いますか思わず背筋が伸びるようなワインでした。

1杯目 Grace / Blanc de Blancs 2015 Late Disgorged

グレイス ブラン・ド・ブラン2015

こちらはシャンパン王子ことうせさんが華麗に抜栓してくださいました。

お祝いという事で景気よく音鳴らしましょうか。

といいつつ、見事にプシュっとサイレント抜栓。

さすがでございます。

こちらは山梨県明野町にある三澤農場で育てられたシャルドネを使い、

瓶内二次発酵で造られたスパークリングワイン。

デゴルジュマンされたのが2023年の4月との事でした。

本場シャンパーニュの法定熟成期間をはるかに上回る瓶内熟成期間。

やべぇ。

なんでもグレイスのスタッフさんはとても勉強熱心で、

ワイン会を開いてはうちに足りない要素は何か?というようなディスカッションがなされているんだそう。

※又聞きですので情報が間違っていたらごめんなさい

同じ2015年のブランドブランでもデゴルジュマンする時期をずらしてみたり、

品質を追い求める姿勢には頭が下がります。

コム兄撮影の外観はこんな感じ。

柑橘や青りんごのような爽やかな香りと長い熟成からくる酵母のニュアンス。

晴れやかで澄んだフレッシュな酸味と熟成を伴ったような酸味。

繊細でありながらもトースト感に負けていない果実。

きめ細かくクリーミーで持続性のある泡。

晴天、爽やかな風、風鈴。

そんなイメージ。※個人の感想です

最高でした。

コム兄は知りませんでしたがなんでも日本一のスパークリングワインと呼び声高いようで

その辺のシャンパーニュよりもおいしい

とシャンパン王子(うせさん)が仰っていました。

買うための抽選の順番待ちがどうのという会話がなされているようでした。

抽選すらスッとさせてもらえないの?その順番待ち?

やばいやん。

と思いましたが、味わって納得。

知らないワインに出会えたり、知らない情報に触れられて耳も舌も幸せでございました。

日本一のスパークリングで幕を開けた会。

今日はどうなっちゃうんだろう(楽しみすぎる)

2杯目 Larmandier-Bernier / Terre de Vertus 1er Cru 2015

ラルマンディエ・ベルニエ テール・ド・ヴェルチュ 1er クリュ 2015

こちらも初めましての生産者さんだと思います。

先ほど頂いたグレイスが柑橘主体のシュっとした印象でしたが、こちらはとてもふくよかな香り。

外観はこんな感じ。

蜂蜜感というかべっ甲感といいますか、メイラード反応由来の香ばしい香りと言いますか。

桃とかオレンジオイルとか、それだけでなくて程よくドライフラワーというかドライハーブのような青さもあったりして。

ブラン・ド・ブランって聞いたように思いますが、めちゃくちゃ厚みがあってマジで?って思いました。

複雑。美味すぎ。

たかしさんのお勧めでパート・ド・フリュイのアプリコットに合わせてみる。

濃縮した甘さのパート・ド・フリュイと合わせることでレモン水みたいな酸っぱいだけの印象になるかと思いきや

甘さを持っていかれるんだけど、残った味わいが充分にワインとして美味しい。

ワインの余韻にアプリコットの香りが混じってきてとてもいい塩梅。

空いたグラスの香りも半端ない。

主役やん。完全に。

本当に今日大統領呼んでないよね?(しつこい)

特別出演(3杯目) Alain Hudelot Noellat / Bourgogne Aligote 2020

アラン・ユドロ・ノエラ ブルゴーニュ アリゴテ 2020

今日のラインアップには入っていなかったようですが急遽「鱧に合わせるならいいかも」という事で緊急登板。

昨日開けて飲んでみたら美味しくてとの事でした。

デイリーのクオリティが凄い。

樽の香りもあって結構ボリュームを感じました。

やや還元というかスモーキーな感じがしたのはコム兄だけだったのかな。

味わいはスムースで中盤から終盤にかけてのシュイーーーーンというアリゴテらしい酸味。

八朔感と表現されていた方もいらっしゃったように思います。

ほんでこの日用意いただいた鱧の厳つい事。

前菜や天ぷらを揚げてくださったナナさんと身長一緒くらいちゃうかな?と思う程大きくて、しかもかなり身が分厚くて。

その鱧の天ぷらがこちら。

炭酸をつかうとか、卵も卵白だけとかこだわりの天ぷらでございます。

それにしても揚げたて熱々を食べられるなんて。

しかも人に作ってもらうとか幸せ。

脂分を切ってくれるんだけど旨味を潰すわけじゃなくて。

しっとりふっくらジューシーな鱧とアリゴテの酸味が最高。

鱧の味の輪郭がビシっとして旨味が広がるような気がしましたよ。

描きあげられた絵画に額縁があしらわれたかのような。

それぞれ単品でも良いものなのに組み合わせることでさらにしっくりくるような(しらんけど)

うんめぇーーーーーーー!!

熱々を食べたいけど「ワインを飲むときには火傷したくないので」といってゆっくり食べている方もいて。

確かに!気にしたことなかった!

と少し反省したガサツなコム兄でした。

4杯目 Michel Niellon / Chassagne Montracher 2017

ミシェル・ニーヨン シャサーニュ・モンラッシェ 2017

ブルゴーニュ白ワイン界の重鎮であり、シャサーニュモンラッシェのお手本とも称される生産者(なんですって)。

こんな外観。

グラスはバルーン型ではなくシャンパーニュを頂いた時のチューリップ型のグラスでいただきました。

このグラスがまた素敵で。

この日のグラスはヴィレッジセラーズさんからレンタルされたみたいですがとても良かったです。

とてもオイリーで香りも豊かで(語彙)

思わずため息が出てしまう美味さ。

飲み込んだ後の余韻とさざ波のような綺麗な酸味がとても心地いい。

フローラルな香り、心地のいい樽の風味、滑らかな口辺りと厚み。

好きだなー。

17年らしさが出ていていいですね

とか

余計な手をかけずとも果実の良さをストレートに表現した

というような上級者なコメントが席巻しておりました。

なるほどそうなんだーと思いながら静かに飲んでおりました(会話に入れなかっただけ)

こちらにはたかしさんお手製のジャンボンペルシエと。

ゴロゴロザクザクでとても美味しかった。

ハムの旨味、パセリの香り、コンソメの風味が噛むごとに味わいの比率が変わって楽しい。

ワインと一緒に楽しんでもひと噛みする度にワインとのコンビネーションというか表情が変わって本当にエンタメ的な相性でした。

ゆっくりと上下しながら回転するメリーゴーランド。

嬉々として手を振る子、不安そうに一人乗る小さな子、お父さんやお母さんと一緒に乗って安心しきった様子。

そんな回転しながら一秒ごとに変わる子供の表情を嬉しそうに外から眺めているおじさんがコム兄。※個人の感想です

クラシックなペアリングは美しいですね。

大好きです。

5杯目 Vincent Dauvissat / Chablis 1er Cru Vaillons 2013

ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ 1er クリュ ヴァイヨン 2013

まさかコム兄ごときがドーヴィサ様のワインを口にできるとはですよ。

みてくださいこの美しい黄金色の液体。

高いワインの香り、高いワインの味。

うまい。(語彙)

やっぱりシャブリっていうだけあって酸はしっかりありつつも液体の粘性もあって。

ピチっとした酸味の後に緩やかというか漂うようにくる乳のようなニュアンス。

クロスに反射して輝いてるのがまた綺麗ですよね。

酸味の広がり方が一方向じゃなくて、縦にも横にもグラデーションを伴って広がっていくような感じがしました。

エキゾチックでスパイシーというコメントも聞こえていたように思います。

エスニックな料理にも合わせられるんじゃないですかねと

いうような意見も聞こえてきていたように思います。

皆の鼻どうなってんの?

コム兄と鼻の穴の数違いますかもしかして。

その他にもミネラルのテンションがドーヴィサっぽい

とか

2013年でこれは凄いなど。

先ほどの17年は冷涼なヴィンテージだったのに比べて2013はとても暑いヴィンテージだったようで

いいヴィンテージじゃなかったからこそ作り込まれたような手を加えたような味わいとの事でした。

なるほどねーって感じで面白い。

ヴィンテージの事何回も言われてるんだろうけど覚えられないのよね。

いつも「うめー」で終わっちゃうから本当に反省です。

空いたグラスの残り香からは確かにコリアンダーやクミンのような香りがして

みなさんが仰っていたことに飲み終わってから追いつきました。(遅い)

何がどうなったらこんな香りになるわけですか?

元はといえばきみブドウのはずでしたよね。

となんとも素人っぽいコメントをしたくなってしまう程複雑で、それでいてとても美味しいワインでした。

せっかくだからということで鱧とコーンの春巻きも揚げてくださいました。

というのも前菜で鱧をするのにどんな仕立てにしようか迷われていたナナさん。

結果鱧天がいいんじゃないかということになったんですが念の為バリエーションのために春巻の皮も準備してくださっていたんです。

凄いおもてなし。

一口はこちらのワインと。

もう一口は次の赤ワインと。

というようにコム兄は合わせて食べてみましたがどちらも素晴らしいペアリングでした!

6杯目 Jean Grivot / Nuits-Saint-Georges 1er cru Les Roncieres 2005

ジャン・グリヴォ NSG 1er クリュ レ・ロンシエール 2005

こちらはコム兄なだけではなく初めましてですという方も何人かいらっしゃったと思います。

たかしさんが「コム兄さんの好みなんじゃないかな」と選んでくださったワイン。

嬉しすぎてやばい。

こちらのワインはもともと真っ黒に濃くて力強いんだそう。

さらに2005年という世紀を代表する酷暑もあって、より濃さの出やすいヴィンテージのものだとの事。

その濃くて強いものを寝かして「濃さ」を持つワインが落ち着いた時にしか出ない香りがたまらんといった声も。

すっかり落ち着いたいい色ですよね。

約20年の間に余計な物が削ぎ落されて、残った本質的な芯というか核のような。

きっと元々持っているエキス分が少ないワインだったらこんなに「核」も大きくないんだろうと思う。

めちゃくちゃ美味しかった。

凄いわホントに。

伐採から十数年という乾燥期間を経た大きな大きな屋久杉から造られたぬくもりのある製品のような(見たことはない)

この姿を想像しながら濃いめに造ったんでしょうか。

ほんとワインってロマンの詰まった液体だなと思います。

飲むのが勿体ないんだけど飲まないと次に進めないし、皆さんのお話を聞きながらチビチビ飲ませていただきました。

初めは抑圧されていた格が徐々に膨張して広がっていき華やかに、そして美しく変化していく様は本当に見事でした。

飲むタイムマシーン。

7杯目 Chateau Margaux 1994

シャトー・マルゴー 1994

泣く子も黙るシャトーマルゴー様。

初めまして。コム兄です。

外観というか色調的には熟成が進んでいるような感じがするけど

それを感じさせないような味わいだったように思います。

何と言ったらいいのか。

深みがあるというか。

厳格なんだけど寛容で。

これがワインの女王なのか。

覗き込んでいるんだけど覗かれているのはこちらのような。

監視するような鋭い目線というよりは見守られているような温かさも感じる。

程よい青さや黒い果実、バニラの様なニュアンスがそのような印象を持たせてくれるのかしら。

知らんけど。(おい)

こちらにはかねてからイノシシの料理を合わせて欲しいとの事でしたので

煮込んだものとシンプルにローストしたものの2種類の仕立てで。

鹿の骨や筋、たっぷりの香味野菜とミンチで引いたコンソメで煮込み、

それだけではマルゴー様に負けてしまうかもなという事でアルマニャックを少々加えてソースに仕上げました。

シンプルにローストしたイノシシの脂のサクサクとした独特の食感と甘みがワインと交わることでさらに甘みが増し

程よく弾力がありながら繊細な味わいの肉に青さとタンニンが絡みついて別次元の美味しさへと昇華されたような。

実は違う仕立ても考えてたんですけど、偉大なワインが相手ですからあれこれ小細工するよりは極力シンプルにして、いかに深みを出して、良さを引き出すか。

考え続けた結果がコンソメでした。

やっぱりクラシックなペアリングって凄いな。

飲んだことがないワインに合わせるなんて正直ドキドキでしたが

みなさんに喜んでいただけて本当に良かった。

イノシシもきっと喜んでいると思います!!!

8杯目 Destiny Bay / Destinae 2014

デステニーベイ デスティナイ 2014

こちらは参加者のうちのお一人が持参くださったニュージーランドのワイヘキ島?ワイへケ島?で造られるボルドーブレンドのワインだそう。

それってどこですか?ですよね。

急いで教本を開いてみました。

なにやらニュージーランドの北島付近に浮かぶ島で、オークランドからフェリーで1時間弱という位置関係なんですって。

以下教本参照。

東西15㎞程の美しい景観を持つ小さなリゾートの島。温暖な気候を利用して、島西部の海からすぐ近くのブドウ畑で、ボルドー系品種による少量生産の高級ワインが産出されている。

ふむふむ。

なんでもキュヴェが3種類存在していてどれも

メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、マルベック、プティ・ヴェルド

のアッサンブラージュから造られているのは同じなんだそうなんですが

違うのはフリーランジュースとプレスジュースの割合。

・・・

・・・

なんか変態的な匂いがしてきましたね(いい意味で)

ちなみにフリーランジュースはブドウを破砕した際に自然と流れ出す果汁の事。

一方のプレスジュースはその名の通りギューッと絞って取り出す果汁の事。

今回お持ちいただいたキュヴェはフリーランジュースの割合が一番高いデスティナイというワイン。

ラテン語で”運命”を意味するそうですね。

カッコいい。

一般的にはフリーランジュースを使って造られた方が高級レンジになりやすいんじゃないかと思うわけですが

果皮の内側部分の濃厚な甘みを抽出したプレスジュースの多くをトップキュヴェに使われているんですって。

左がマルゴー’94 右がデスティナイ

フリーランという事もあってかギュッと凝縮した濃さはあるんだけどとても柔らかくて。

シューッと抜ける清涼感とニューワールドっぽい明るさ。

スパイシーさはプティ・ヴェルド由来かな?

というコメントも聞こえてきていたように思います。

こちらもイノシシととっても良く合いました。

いやぁ、ニュージーでボルドーブレンドかぁ。

こんなワインも造ってるんだなぁ。

しかも極めて上質。

ちゃんとアップデートしていかないといけませんね。

とてもいい体験をさせていただきました。

ありがとうございました。

9杯目 Vouette & Sorbee / Textures Brut Nature

ヴェット・エ・ソルベ テクスチュール ブリュット・ナチュール

こちらはうせさんがご持参くださったもので

一端〆のシャンパーニュを

という事ブラインドでいただきました。

改めて言う事じゃないかもしれないけど本当に凄い会。

大統領は・・・(しつこい)

コム兄は分かる訳もありませんので黙ってクンクンしながら

たまに少し残しておいたマルゴー様を飲んだり

デスティナイ様を頂いたりしながら皆さんのディスカッションを聞いておりました。

シードル感、クラフトビール感、オレンジ感、ちょっとした青臭さなどなど。

そのようにお話しされていたように思います。

ピノ・ブラン100%で造られていて、その特徴を引き出すためにアンフォラが使われているって言ってたように思います。

コム兄は初めて味わうような味わいでした。

ちなみにこちらのシャンパーニュはデカンタージュしてから提供いただきました。

※痛恨の写真忘れ

シャンパーニュというか泡をデカンタージュしたものを初めて頂いた気がしますが、

泡がヘタることもなく酸味のニュアンスが穏やかになってるとの事でした(コム兄は比較できませんでした)

泡が少なくなってきても酸味が悪目立ちしていない

と言うのを聞いて確かに!!!と思いました。

こちらの造り手さんはなんでもジャック・セロスの弟子3人のうちの一人なんだそうです。

色々情報が多いけど、それがまた楽しい。

ちゃんとメモしていて良かった。

ていうかこういう方々って、過去に飲んだワインの味わいとかを明確に記憶しているのが凄いと思うんですよね。

同じロットのやつを飲んでるから分かるはず

とか

ヴィンテージが違うけど方向性が同じだから

みたいな会話を聞くたびに違う世界の人たちだなって思ってしまいます。

ほんとワインへの愛が凄くて尊敬します。

10杯目 Meo-Camuzet / Vosne-Romanee Les Chaumes 2015

メオ・カミュゼ ヴォーヌ・ロマネ レ・ショーム 2015

かの有名なアンリ・ジャイエの精神を受け継ぐと言われる名門中の名門、メオ様でございます。

こちらのワインはともさんがご持参くださいました。

もうね、バッチバチ。(察して)

開いてるとか閉じてるとかどうのこうのいうレベルじゃなくて、もうバッチバチ(しつこい)

濃密な果実の香りとお花の華やかな香り他に語彙が見つかりませんがとにかくすごい。

ブルゴーニュって気難しいというか開くまで時間がかかるとか思ってたけど、本当に全開って感じでした。

鼻から吸って肺を経て出てきた息の香りすら素晴らしい香り(ニュアンス感じて)

なんかもう凄い。

メオ臭がするなんておっしゃっている方もいたように思いましたが

コム兄はもちろん初めましてなのでそういったことは分かりませんでした。

とにかく心の中でひれ伏しながら頂きました。

いやぁ、凄い世界だホントに。

こちらのワインにはシロさんがご持参くださったツマガリのクッキーをお供に。

ナッツの香ばしさと柔らかい甘さがクッションになってホッとする味わい。

いやぁ、幸せ。

11杯目 Vin de Constance 2019

ヴァン・ド・コンスタンス 2019

こちらもシロさんが朝から並んでゲットしてくださったツマガリケーキと。

コム兄はショコラを頂きました。

しっとりしっかり甘いんだけどふわっふわで軽い。

凄い美味しい(語彙)

いつもお店に行列ができているというのも納得の美味しさでした。

そしてこちらに合わせていただきましたのがナポレオンが愛したと呼ばれるデザートワイン

ヴァン・ド・コンスタンス。

トロリとしていて香りからして凄い。

甘美、いや優美。

蜂蜜感、ナッツ感、アプリコット。

でも甘さだけではなくてほのかな青さと綺麗な酸味が爽やかさをもたらしてくれて。

濃縮して、濃縮して、ギューッとして、プリンッッてした感じ(は?)

デザートワインがもたらす多幸感ってやっぱり唯一無二ですね。

ただただ幸せでした。

たかしさん本当に本当にありがとう!!

〆の〆

〆シャンがあって、その後にメオ様キメちゃって、スイーツとデザートワインまで頂いて。

もう〆るところないよっていうくらいビシっとしまっているわけですが、まだまだ〆足りないのがこの日。

ななさんが大きな鱧から出汁を取って、それでにゅう麵を作ってくださいました。

食べれるかなぁ・・・

なんて心配したのが恥ずかしくなるくらい秒で食べきっちゃいました。

鱧の澄んだ力強い旨味、スダチの皮の香りと酸味、茹で加減も抜群。

贅沢しすぎて寿命縮んだかと思いきや、良いもん味わいすぎて栄養ついて長生きできそう(めっちゃ普通のこと言ってるw)

最後に

いかがでしたでしょうか。

いかがも何も大統領が来ないのが不思議なくらいよ。

ホントに。

大統領選で忙しいから仕方ないか。

銃撃事件もあったし。(そういう事じゃない)

たくさん飲んだんですけど、良いワインのお陰なのか、ご一緒した皆さんがそうさせてくれたのか、

2時間かけての電車道も危なげなく帰宅することが出来ました。

帰り道も呼吸するたびになんか余韻が続いているというか、どことなくワインの香りがするような気がして。

ご一緒した皆さんもそうですが、何から何まで準備してくださったたかしさん本当にありがとうございました!!

何かの形で返せたらいいんですけどね。

とりあえずきたる機会のためにジビエの確保に勤めたいと思います。

ワイン最高!!!

こんな素晴らしいワインばかりだと緊張しちゃうんで

気軽に一緒に飲んでくださる方も大募集です!!

是非ともコム兄と乾杯してください!

という事で次の記事で会いましょう。

ではまたっっ!!!

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