挑戦の記録とこれからの話|遅ればせながら現状報告

コム兄の生い立ち

みなさんこんにちは。

コム兄は先日実家である教会がある青森に帰省しておりました。(コム兄の実家は天理教の教会です。)

なんと設立から数えて100周年。

その記念祭のための帰省でした。

ちなみにコム兄の子供たちが通う天理小学校もキューピーマヨネーズさんも100周年だそうです(余談が過ぎる)

ほんで奈良に帰ってきたら青森よりも寒いのよ。

ビックリしちゃうわホントに。

帰省してきたときの事はまた時間があれば紹介するとして、

今回はコム兄の現状について。

XやInstagramなどのSNSでは速報としてお伝えしましたが

このブログでは紹介していなかったなと思いまして

急遽記事にすることにしました。

なんの話かって?

あれです、あれ。

そう、公邸料理人のエントリーについてです。

受かっても落ちてもブログのネタになるし

と思っていたんだけど、なんだかんだで紹介するのが遅れてしまいました。

と、前置きが長くなりましたが

今後の展望も含めて紹介していこうと思いますので是非最後までお読みいただき、

引き続き応援していただけると嬉しいです。

ではいってみましょう。

ちぇけら。

これまでの振り返り~コム兄と公邸料理人~

これまでの経緯いきさつなんかを知らない方からしたら

いきなり何の話やねん

となるかもしれませんので、少しコム兄と公邸料理人について説明したいと思います。

いや、やっぱり面倒くさいので過去記事を貼り付けておきますので

興味ある方は下のリンクからどうぞ。

↓↓公邸料理人を志すきっかけはこちら↓↓

↓↓実際に公邸料理人にエントリーした際の記事はこちら↓↓

↓↓挫折多めのコム兄の過去のお話はこちら↓↓

色々あったものの欧米での料理人生活を夢見てエントリーしたのでした。

料理人への道を進むにつれて、いつしか芽生えた海外への夢(おもにフランス)。

若いころ何となく漠然と抱いていたそれとは違い、

家族同伴という事で今回はかなりリアルな生活まで考えての決断でした。

海が近いところがいいよね

とか

フランスとかスペインとかイタリアとか競争率高そうだけど行ったみたいよねー

とか

ワイン文化が定着してるところが面白そう

などなど家族で妄想しまくりました。

赴任先候補リストが公開されてからは

拠点について調べたり文化についても勉強したり。

日本人学校があるのかないのか。

物価はどうなのか。

どのエリアに住むのか。

治安はどうなのか。

子供の教育面はどうするのか。

毎日のようにリストを眺めては現実可能なのかを検討する日々。

Youtubeで赴任候補地のVログを家族で見るなどして妄想も膨らませていきました。(我が家妄想しがちw)

そして、数ある候補地と色々な条件がある中でコム兄一家が絞り込んだ拠点が

ストラスブール(仏)、ハンブルク(独)、パース(豪)の3都市でした。

エントリーシートの中身

今回行われた書類選考のエントリーシートの項目ですが

住所、学歴、職歴、資格、身上書(家族構成や趣味など)、志望動機

といった一般的な履歴書にあるような項目の他に

メニューシートの提出が求められていました。

テーマが3つあって、その中から選んでメニューを提案しなければいけません。

せっかくですので提示された3つのテーマも紹介しておきましょうかね。

①初めて日本食を食べる海外ゲストを招いての夜会食

②イスラム教徒のゲストを招いての夜会食

③現地駐在の日本企業関係者を招いての夜会食

その他条件として

・前菜(5種盛)、デザートを含むコースメニューである事。

・一人当たりの原価は1万円であること。

・書類審査後の2次試験では前菜の5種盛を実際に調理する事。

このような条件の中でコム兄は

「現地駐在の日本企業関係者を招いての夜会食」を

テーマとして設定してメニュー構成をしました。

2次試験の日程が10月中頃だった事もあって

秋の食材を意識したり、日本の宝である和牛を使うなど

日本の四季の美しさや食文化の豊かさを再認識できるような

それでいて奇をてらわずに品格と安心感を軸においた和洋折衷コースを構成しました。

もちろん原価計算も念入りにしましたし、

実際に作ることを念頭に仕込みのスケジュールなども作成しておりました。(これは提出していません)

このメニューを完成させることが出来たのも

今の職場で日本料理、フランス料理、精進料理、ハラール対応、仕出し弁当、などなど多岐にわたる仕事の中で

メニュー立てから買い物、サービススタッフとの打ち合わせ、仕込み、仕上げとやらせてもらってきたお陰だなと思います。

毎日が忙しいわけではなかったけど、

ゲストに喜んでもらうためにしっかり向き合い試行錯誤しながら積み上げてきた結果だし、

そのまま公邸料理人の仕事にもつながると改めて思うことが出来ました。

やっぱり人生無駄な事ってないんだよな。

結果報告

そんな感じでエントリーシートと共に調理師免許、戸籍謄本を送付して待つこと半月。

試飲会とかで生産者さんと英語で会話出来たら良いな

という安易な動機で始めたDuoringoの英会話レッスンもフランス語に切り替えたり、

20代前半にフランス語勉強の教材用として録画していたNHKの「テレビでフランス語」を見てみたり。

仕事の合間に現地の様子を動画で伝えるべくアクションカメラや360℃カメラの購入を検討したり。

気が付けば子供達も学校から貸し出されているタブレットでDuoringoを始めていたり、

コム兄が捨てられずに押入れの奥にしまい込んでいたフランス語の教材を引っ張り出してきて

文法の勉強を自主的に始めてみたり。

まだ何も決まったわけではないのに学校の友達に自慢しちゃったりなんかもしていたそうです。

難しい”R”の発音の練習をしたり、

何かものを取ってほしいときには「〇〇 S’il vous plait」と言い合って遊んだりもしました。

そして迎えた発表当日。

長女は

「絶対に合格してね!頑張ってよね!」

と、謎に高圧的に吐き捨てて学校に向かっていきました。

当日ともなると、もはや頑張れる余地は無くて待つのみなんですけどね。

でも、それだけ真剣に向き合ってくれていたのでしょう。

実際コム兄にとっては書類審査が一番のハードルだと感じていたので正直緊張しました。

ページを開いては再読み込みして、閉じて。

気になってまた開いて。

の繰り返し。

発表時間とかもオープンになっていなかったから一生ソワソワしていました。

やっとページが更新され、

恐る恐る見てみると審査結果は不合格。

「選考結果の理由については回答致しかねます。」

という事でしたので不合格の理由は想像するしかありませんが

コム兄の見解では制度が変わって家族同伴が可能になったとはいえ、

小さい子供を含む6人はさすがにしんどいんじゃないかい?

という判断なんじゃないかと思います。

もしくはエントリーシートの証明写真が適当過ぎたかw

料理や人間性ではなく履歴書で落とされてしまったので

悔しいという感情よりは、人生を否定されたような気がしてやや悲しい気持ちにもなりました。

が、しょうがない。

これがコム兄なんだから。

コム兄が採用担当者だったとしても見送っていたようにも思います。

ただでさえ新しい制度の下でスタートするんだから可能な限りリスクは排除したいじゃないですか。

分かる分かる。

という事でいつまでも悔やんでいても仕方がないという事で

その日は落選記念として家族で焼肉に行きました。

現地の様子をお届けするためにとか言ってアクションカメラ買おうとしてたのがハズイですよねw

買わなくて良かったー。

いや、狩猟のために買おうかな(懲りてないw)

周りの反応

先ほども書いたんですけど

コム兄はほとんど悔しいという感情が湧きませんでした。

書類で落とされるという事は私以上に相応しい方が少なくとも3名はいらっしゃったという事。

公邸料理人としての人材確保が難しいから制度変更をしたのだと説明を受けていたので

溢れてしまうほどにエントリーがあったというのは素晴らしい事だと思います。

制度変更はいい方向に作用しているようですし

これから採用されるであろう料理人の方を応援したいなと素直に思います。

そんな感じなので少なくても数年はエントリーはしないと思います。

来年も再来年も子供が小さいのは変わりありませんしね。

コム兄以上にショックだったのが子供達でした。

でもお父さんが思ったほど落ち込んでいなくて拍子抜けしたのか

すんなり切り替えてくれていました。(肉が美味かっただけかもw)

今回の挑戦では思わぬ副産物がありました。

英語の授業で教えられる「This is a pen.」のような試験のための謎英語ではなく

生活に必要な英会話やフランス語のような外国語に触れられたこと。

詰め込まれるのではなく自ら進んで勉強する姿勢。

なにより海外での生活が身近に感じられたことは

子供たちにとってもいい経験になったんじゃないかなと思います。

落選して失ったものは何一つないけど、思いのほか得られるものが多い挑戦でした。

家族で共通の目標が出来たり、それについての会話が増えたり、

家族がまとまるきっかけにもなったと思います。

これだから挑戦はやめられません。

(もちろん迷惑もかけてしまっていますが・・・)

SNSで速報を投稿した際にも多くの方々から励ましのお言葉を頂きました。

いつも短パンをはいているイケオジからは

「五反田で抱きしめてあげる」と励まして頂きました。

その他にも

そのチャレンジ精神に乾杯したい。

コム兄を不合格にするとか勿体なさ過ぎる。

きっともっとふさわしい場所が待っている!!!

ナイストライです!

明後日は飲みましょう🍷

五反田で疲れた心を温めてあげる!

また某所で打ち上げ?やりましょう!

ナイスファイトでした!次よりよい環境が来た時の備えになりましたね!

私も転職活動している時そんな感じでした。でもその後にビックチャンスが来たりするわけですよ。きっとコム兄にとっても”今”じゃなかったんですよ。また乾杯しましょ!

きっとこれは次のビックチャンスを掴むための布石に違いありません!日曜はコム兄さんの未来に乾杯しましょう!

遠くに行かなくて喜んでいる人ばかりですよー

これ以外にも直接会った際に励ましてくださった方もいらっしゃいました。

本当に有難すぎるし、こんなに応援してくださる方がいるなら別に海外なんか行かなくても出来る事は多いかもな。

とも思いました。

そんなことに気が付けたのも収穫でした。(強がってないです)

コム兄は本当に人に恵まれているなと思います。

そんな応援してくださる方々に少しずつでも恩返しが出来ればなと思います。

これからの展望

そんなこんなで4か月くらい前から準備を進めてきて

向こう2年間は海外に行く予定にしていました。

ので、人生設計をし直さなきゃなと思っています。

今の職場にいながらこれまで通り、月に1度の奈良ワイン会やkitchenコム兄としての営業をするのもいいかもしれない。

もっと自由な働き方として、今の所を退職して

ケータリングを強化してみてもいいかもしれないし、

スポットシェフとしてやっていくのもいいかもしれない。

はたまた自分でお店を始めるために勇気を出して一歩踏み出してみるのも良いのかもしれない。

いずれにしても少なくても来年度までは今の所にいる事にはなっているので早くても1年半後の事になりますがね。

コム兄の気持ちの中で一番心が躍る選択肢はワインバー開業ですが

もちろん家族との相談もしっかりしなければなりません。

と言いつつこっそり物件を探したり、創業計画書を書いてみたり、簿記の勉強を再開してみたり、想定される物件でレイアウトを考えてみたり。

一人でワクワクしています。

自己資金ではかなり厳しく融資や補助金の申請の仕方なども調べたりしていますが

クラウドファンディングも活用しようと考えておりますので支援してくださると嬉しいですし

それ以外にもクラファンの活用経験がある方のノウハウの伝授なんかもして頂けますと嬉しいです。

そんな感じで今の段階で開業することを念頭に置きつつ、

色んな選択肢を模索して準備を進めていこうと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

いうても恥さらしなので3,4行でサクッと報告だけして終わろうかと思っていましたが

書き出したら感情やらなんやかんやがフラッシュバックしてしまい

気が付いたら5千文字を超えておりました。

いつも通りダラダラとまとまりがない文章ですみません。

これからもコム兄は挑戦し続けます。

引き続き応援と楽しい乾杯お願いします!!!

ではまたっっ!!

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