※注意
今回は少しではありますが宗教に関する記述が出てまいりますが
とくに勧誘を目的としたものではございません
ご理解いただける方のみ読み進めるようにお願いします。
さて、意地とプライドだけで入学した”天理高校第二部”
前回の記事で、その受験編をお届けしました。
まだの方はこちらも併せてお読みください
高校受験でいきなり大きな挫折を味わったコム兄ですが
なんとか高校入学を果たします
それが表題にもある通り天理高校第二部です。
実はコム母がこちらを卒業しており准看護師の資格を取得していたという事でしたが
学校の情報は一切教えてくれませんでした。
(正確に言うと教えてくれていたけど聞く耳を持っていなかっただけのようです)
とはいえ学校案内をザっと見た感じでは、
- 全寮制であること
- 4年間の定時制で昼間は仕事をすること
- 学校は夕方からであること
その程度は理解していたように思います
入寮
入学の前に入寮があります。
寮は6階建てで、1階には事務所、食堂、お風呂があり、
2階から5階までが部屋になっていました。
部屋割りは1~4年生がランダムに同部屋になる縦割りではなく
同学年同フロアという横割りシステムが採用され
同じ階には同級生しかいないわけです
※ちなみに女子寮は縦割りだったようです。
一番最初の部屋割りはあいうえお順で決められており、コム兄は確か4号室だったように記憶しています
同部屋の子は静岡出身のK村君、大阪出身のK竹山君、宮崎出身のK玉君、青森出身のKム兄君という具合でした。
入寮が済むとオリエンテーションが行われます。
寮での過ごし方や勤務先でのこと等を聞いたように思います
そしてやってきました規律訓練
少しオーバーな表現になるかもしれませんが
軍隊にでも入隊したのかと思うほどで、
はきはき大きな声で返事をすること、挨拶する際の角度などみっちりと行われました。
今思えば、反抗期もそこそこに中学校を卒業したばかりで
いわば無敵状態の勘違い野郎どもに
規律を守らせるには必要なことだったかもなとも思えるし
あの経験で学年が一つになったんじゃないかとも思える大事な訓練でしたが
前情報もなく意地とプライドだけで入ってきたコム兄にとっては
衝撃の連続でした
この感じで縦割りシステムの部屋割りで先輩と常に一緒だったら頭がおかしくなっていたんじゃないかと思うほどでした(個人の感想です)
その点、部屋では穏やかに過ごすことができました
同部屋だったメンバーには感謝だし恵まれていたなと今でも思います
みんな元気にしてるかなー--?
中でもK村君、K竹山君とは同じバドミントン部に入部し多くの時間を共有しましたし、支えになってくれていました。
さらっといきましたが私天理高校第二部ではバドミントンを競技としてやっていました。
サッカー部が存在せず、ラグビー部に誘われましたがいまいちピンと来なくて
バスケにしようか悩んでいるときに
同室の子に誘われたのもあって一緒にバドミントン部に入部しました
ところでみなさんバドミントンってやったことありますか?
今ラブオールプレイっていうバドミントンのアニメやってますけど
見たことありますか?
テニスよりコートが狭いし適当にラケット振り回してたらイケるっしょ
ノンノンです。
めちゃくちゃしんどいんです
サッカー部で慣らした運動神経もほとんど通用しません
実はコム兄サッカーも細かい技術を駆使するテクニシャンタイプではなく
体格に任せたパワープレーを得意としておりました
トップスピードになれば速いものの、トップスピードに上がるまでが時間がかかるタイプで
例えるなら大型トラックです。
大型トラックが狭いコートで立ち振舞うことなど出来るはずがなく、慣れるまでは毎日ふくらはぎが攣っていました
懐かしいですね
一日の流れ
定時制高校ってどんなところなのか分からない人も多いことだと思いますので
あくまでも”天理高校第二部では”ということになりますが
一日の流れを簡単にふれておきたいと思います
天理高校第二部では朝から夕方まで天理教の本部の中にある部署で働きます
(天理教的に言うとひのきしんです)
そしてそれが終わって16時に本部神殿に集まり
全校生徒で参拝をしてから学校へ向かいます
もしかしたらコロナの関係で今は少し様子が変わっているかもしれませんが
私が在学中はそうでした。
一限目は16時半頃からで、二限目が終わると給食です
昼間に畑仕事をする部署の子や、ラグビー部の子たちが猛烈に食べまくります
なんなら隣のクラスまできて飯残ってない?なんて言う始末。
懐かしいなぁ
給食が終わると昼休みならぬ夕食休みがあります。
かなり短い時間ですがこの時間を利用して
グラウンドの隅っこでボールを蹴ったり、時には先輩に混ぜてもらったりして
コム兄はリフレッシュしていました。
そして4限目まで終わると20時半を過ぎるわけです。
そこから掃除をしたり、小一時間ほどの限られた時間で部活動をして
21時半過ぎには下校となります
本当はもう少し身体を動かしたい所ですが寮の門限や点呼があるのでこれ以上は遅くなることは出来ません。
点呼が終わると筋トレをする人もいたり、ゆっくり入浴する人もいたり、消灯時間まで思い思いに過ごし、一日が終わります。
翌日6時半には点呼があって朝食をとって、7時半には勤務先へ向かいます
どうですか?
なかなかハードですよね
朝から晩までタイムスケジュールがパンパンでございます
そして空いた時間に洗濯をするのですが、各フロアに洗濯機が4台なので
取り合いが熾烈です
懐かしいなぁ
当然洗濯を回し終わっても干す場所の取り合いもなかなかシビアです
懐かしいなぁ
※コム兄の曖昧な記憶によるところが大きいのと時代が変わっているので参考にはならないかもしれません
学校生活
一日の流れは先述した通りですが、天理高校では全日制と定時制が同じ教室を使っています
そうなると机の落書きもただの落書きではなく意味を持ちます
皆さんも机に落書きをしているクラスメイトの一人や二人はいたのではないでしょうか
例えば謎に上手すぎる何かのキャラクターとか、
夜露死苦とか唯我独尊などの類のものとか
コム兄が当時発見した落書きは恐らく女子生徒が書いたと思われるかわいい丸文字で
「あなたはだれ?」
でした。”君の名は”かと思うほどのドラマチックな展開が急に始まります
「なにこれ急に学校行くの楽しくなるやつやん!!」(落ち着け)
とはいっても何回かやり取りをしているうちに席替えになったり授業ごとにクラスが変わったりなんてこともあったので特に進展はしませんでしたが
これも定時制ならではの学園ライフなのかなぁなんて思います。
そんなこんなで学校生活にも少しずつ慣れてきたころに割と仲がいい女子が突然コム兄に向かってこんな事を言いました
「コム兄君女子の間でなんて呼ばれてるか知ってる?」
コム兄少年はかなり動揺しました。
方言が丸出しなのがバレたのかな…
体力測定の50M走の時に気合入りすぎて一歩目ダダ滑りしてたの見られてたのかな…
もしかしてズボンのチャック開いてた?
などなどネガティブなことしか思い浮かびません
慣れてきた学校生活ですが早くも甘酸っぱい青春が終了したことを覚悟したコム兄に
その女子が続けて一言
「・・・」
少し長くなってきましたので今回はここまでとさせていただきますね
コム兄は女子にどんな呼び方をされていたのか
是非チェックしてみてくださいね
今回も最後までお付き合い下さりありがとうございました
ではまた!!
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