こんにちは。
すっかり寒くなってきたと思ったら、もうすぐクリスマスなんですねぇ。
みなさんはサンタさんに何をお願いするのでしょうか。
さて、今回の記事では神戸で出張料理をさせていただき、
またまた素晴らしいワインを体験させていただきましたので紹介させていただければと思います。
あわてんぼうのサンタクロースがやってきたかの如く、すげぇラインナップでございました。
どんなワインが飛び出すのでしょうか。
そしてコム兄は一体何を作ったのでしょうか。
早速行ってみましょう。
ちぇけら。
- 到着
- 宴スタート
- 乾杯 LANSON / Rose Label Brut
- 2杯目 SAINT GALL / ORPALE Blanc de Blancs Grand Cru Brut
- 3杯目 RIOJA VEGA / Tempranillo Blanco Reserva 2020
- 4杯目 HERITIERS LOUIS JADOT / Corton Charlemagne Grand Cru 2010
- 5杯目 NICOLAS JOLY / Coulee de Serrant 2015
- 6杯目 Nicolas Potel / Puligny-Montrachet 1er Cru ‘Les Combettes 1992
- 7杯目 ショヤマン ロゼ
- 8杯目 Olivier Jouan / Chambolle-Musignu Les Bussieres 2013
- 9杯目 SALICUTTI / Brunello di Montalcino Teatro 2017
- 第2部開宴 TAITTINGER / Comtes de Champagne Blanc de Blancs 2012(10杯目)
- 最後に
到着
今回お邪魔しましたのはTakashiさんのお宅。
ちょうど1年前にもお邪魔しておりました。
到着するなり素敵なテーブルセッティングが目に飛び込んできました。

芦屋マダムにでもなったのかと錯覚してしまうオシャレセッティングはさすがの一言。
なんだかコム兄には場違いなのではないかと怯みましたが…

鹿を見つけて安心するなどしました。(トナカイだろw)
宴スタート
コム兄は他の参加者の皆さんよりも早めに到着してお料理の準備をしました。
駅からお宅に向かう途中で解禁されたばかりのズワイガニやパンを購入して(Takashiさんに買ってもらった)それらで前菜を作るなどしました。
そうこうしているうちに参加者の皆さんも続々と到着されて準備もソコソコに宴がスタートしたのでした。
乾杯 LANSON / Rose Label Brut

オープニングを飾りましたのはランソンロゼ。
テーブルのセッティングにもピタリとはまって素敵です。
案外ロゼのシャンパーニュって自分では買わないですけど、やっぱり美味いですね。
ということで乾杯🥂

ワイン会あるあるですけど、始まったばっかりの時って皆さんまだ酔ってないから静かですよねw
コム兄もシャイボーイなので例外じゃないんですけど。
柿と蕪のサラダ

こちらのサラダは、ななさんが準備してくださった季節感あふれるサラダ。
ケールが思いのほか食べやすく、蕪の瑞々しさや柿の滋味深い甘さ。
トッピングされたひよこ豆のカリカリしたやつがアクセント。
じんわりと染みる食材の味わいをランソンを含むことでとても華やぎます。
いやぁ、良いですねぇ。
ズワイガニのカナッペ

コム兄はカニを使ってカナッペを作りました。
せっかくの美味しいカニなのでストレートにカニの旨さを味わってもらいたかったので、
できる限り何もしない、剥いただけのカナッペ(それしか思いつかなかったのは内緒)

肩肉のところはほぐして、玉ねぎのみじん切りを加えて、少しだけポン酢で味を締めました。
カニ味噌は白ワインで火入れをして漉して添えました。
日本酒じゃなくて白ワインを加えたのが良かったのか、程よく酸味も加わって、ロゼともいい感じに合っていたと思います。
2杯目 SAINT GALL / ORPALE Blanc de Blancs Grand Cru Brut
トリュフのオムレツ
続いて、ななさんが目の前でオムレツを作ってくれました。
ここまでのところ出張料理というか、ただのお客さんw
手際よく混ぜて

中にトリュフを入れて、マッシュルームをトッピングして…

ドーン。

作ってるときから香りがすごくて、
「これに合わせるならこのシャンパーニュだな」
って急遽開けられたのがこちらのオルパールさん。

見てこのキレイな色。
綺麗に熟成したシャンパーニュとトリュフの香り、それぞれの旨味。
うめーーー。
もはや香りの暴力。
香りが凄すぎて鼻に穴あくかと思いました()
玉子のトロッとした食感とキメの細かい泡のテクスチャーがまた合うわけ。
濃厚で余韻も長いんだけどキレイな酸味がいい感じに引き締めてくれて、
また一口食べたいって思わせてくれるんですよね。
いやぁ、貴族の朝食かよ。
3杯目 RIOJA VEGA / Tempranillo Blanco Reserva 2020
鯛の塩釜焼き

こちらの塩釜焼きはたかしさんが作ってくださった料理。
この日のために鯛を1週間自宅で熟成させているという気合の入った逸品。
それに合わせるためにと提供されたのがこちらのワイン。

テンプラニーリョブランコは初めてだったんじゃないかと思いますが驚きました。
樽のニュアンスはしっかり感じましたが味わいは抑制が効いていて素晴らしい。
品種どうこうはおいといて、美味しいワインだなぁーって思いました。
しかも値段を聞いてびっくり。
こういうワインに出会えると嬉しいですよね。
後日このワインが終売になるから買っておいたほうがいいとお知らせ頂いたのでコム兄も数本確保しました。
(飲みたい人がいたら一緒に飲みましょう)
素晴らしいワインなんですが
「塩釜焼きに合わせるならもしかしたら樽が強すぎるかな?」
ということで違うワインも開けていただきました。
4杯目 HERITIERS LOUIS JADOT / Corton Charlemagne Grand Cru 2010

出ましたジャドさん。
スーパーなどでも見かけるメゾンものは評価が低いこともありますが、こちらは正真正銘ドメーヌもの。
なんたってグラン・クリュですからね。
ありがとうございます。

ペアリングがまた最高でした。
熟成によって引き出された旨味と昆布によってもたらされた旨味。
そして焼きながらじんわりと入り込んだ程よい塩味。
リッチでありながら引き締まったワインの酸味が塩味と混ざって至福の味わいへと昇華されます。
バターを思わせる香りと鯛の程よい脂との相性も素晴らしい。
いやぁ、美味かった!!
たかしさんの力作ですので調理工程も載せておきます。

昆布で塩が入りすぎるのをカバーしつつ、旨味も付与させるという作戦。

塩と卵白をねりねり。

鯛を覆うように塩をコーティング。

高めの温度のオーブンで焼き上げて、余熱で火を通すというプロ級の繊細な火入れでございました。
コム兄は出張料理しに来たはずなんですけど、ホンマにただお世話になりっぱなしで申し訳ありませんでした。
キノコのリゾット
こちらはようやくコム兄のお料理。

お肉料理の付け合わせに使おうかと思って仕込んでいたんですが、ワインの味わいとも相性が良さそうだったのでこのタイミングでリゾットだけで食べてもらいました。
シンプルなリゾットにバターでソテーした数種のキノコとパルミジャーノ。
もう間違いないのよね。
キノコ美味しいなぁ。
5杯目 NICOLAS JOLY / Coulee de Serrant 2015
続きましてサーブ頂きましたのがこちらのワイン。

ロワール屈指の銘醸畑で二コラジョリーが単独所有していることで知られ
フランス5大白ワインにも数えられています。
このワインはともさんがコム兄の白子のお料理に合わせて持参してくださったワイン。
このワインの面白いのが、褐色がかった液体の色からゴールドの色調に変化していったこと。
それはまるでグラスの中で若返ってるような、そんな印象でした。
6杯目 Nicolas Potel / Puligny-Montrachet 1er Cru ‘Les Combettes 1992

このワインは本当に綺麗に熟成しておりました。
いわゆる熟成香は纏っているのに、ひねたようなニュアンスがなくてとっても状態の良い古酒でした。
なんていうか異次元のバランスというか。
時間をあけてまた後で飲んでみようって言ってて忘れてしまいました。
そうそう、コルクを抜栓するときにひとエピソードありまして。
Takashiさんが電動式のニューギアを使ったんですけど折れてしまって、その後ともさんがスゴ技でリカバリーしてくれました。
古酒をスマートに抜栓できるとカッコいいですよね。(やりたくないw)
爽やかにサーヴして頂きましたので置いておきますね。

新潟産鱈白子のムニエル
そしてコム兄が作ったのがこちら。

新潟から取り寄せた生食でもいけちゃうほど新鮮な白子。
それを大ぶりにカットして強力粉をまぶして香ばしく焼きました。
ロゼワインに合わせる秋らしい料理というお題をいただいておりましたのでトマトを使ったソースヴィエルジュを添えました。
トマト、オリーブ、ケッパー、バジルを刻んで混ぜただけのシンプルなソース。
ロゼを狙って作りましたが、クーレドセランの熟成を伴って深みが増した酸味がとても好相性だったように思います。
いやぁ、面白い。
7杯目 ショヤマン ロゼ
クーレドセランの後にはこちらのロゼワインも開けていただきました。
こちらも参加者のえいたつ君が持参してくれたもの。

じんわりしみるタイプのロゼでこちらともすごく良かったなぁ。
ナチュラルなんだけど凄い綺麗だったなぁ。
ワインおもしろいわぁー。
それにしてもみんな色んなワイン知ってて凄いわ。
ともさんもえいたつ君も若いのに知識量が凄くて本当に尊敬します。
美味しいワインがよりおいしく感じる情報が心地よかったです。
8杯目 Olivier Jouan / Chambolle-Musignu Les Bussieres 2013
次の料理もコム兄が担当しました。
ガチムチなワインの前にエレガントなワインが提供されるんじゃないかと想像して、
その狙い通り提供されたのがこちらのワイン。

村名クラスとは思えない素晴らしい凝縮感。
華麗な芳香としなやかな酒質。
好きです。
秋刀魚、イノシシ
そんなワインに合わせた(合わせたわけではない)のはサンマの塩焼きとイノシシのロースト。

淡いタイプの赤ワインと青魚の脂のペアリングと力強い旨味はあるけど肉質的には赤身肉ではないイノシシの組み合わせ。
本来はサンマをもう少し香ばしく焼ければよかったのですがバーナーを忘れてしまうという大失態。
イノシシにもソースは特に添えず、そのままの旨味で合わせました。
9杯目 SALICUTTI / Brunello di Montalcino Teatro 2017
このブルネロはたかしさんが好きな生産者だとおっしゃっていたように思います。
濃さ、複雑さ、可愛らしさ、そしてエレガントさ。
記憶は定かではありませんがそんな複雑な素晴らしいワインだったんじゃないかと思います。
きっとニヤニヤしながら飲んでいたんじゃないかと思います。
本当にありがとうございます!
料理人枠で呼んでもらったのに椅子にへばりついて楽しんでばかりいてすみません。
ということでここまでで第一部は終了。
その後テーブルを小綺麗にするなどして(あまりできていなかったけど)宴会第二部に備えました。
第2部開宴 TAITTINGER / Comtes de Champagne Blanc de Blancs 2012(10杯目)
第二部からはかつてななさんと仕事仲間だった方とそのパートナーを迎えてのパーリー。
カナダで料理人をされているという噂を聞いてコム兄もウキウキして参加させてもらいました。
そんな第一部の幕開けがこちら。

すでにいい感じの酒量を嗜んでいるコム兄でしたが、
やっぱりシャンパーニュは背筋が伸びるというかリセットされますよね。
もうなんか、すげぇ美味かった(語彙)
正直コム兄はブラン・ド・ブランの美味しさをまだ理解できてないんだけど、これは美味かったなぁ。
なんていうかこの酸味がさ、塩を舐めるだけで一生飲める(ような)味してるわけ。
さすがタイティンガーだなぁ(テタンジェだよ)と思いました(語彙)
11杯目 Albert GRIVAULT / Meursault 1er Cru Perrieres 2019
もうね、この辺りまでくるとさすがに記憶は曖昧です。

でも美味しかったし、なによりカナダから来てくださったダニーさんとのお話が楽しかったですねぇ。
(英語話せないから直接は話せなかったけど)
フレンドリーは世界を救うと思いました(急にどうした)
12杯目 DOMAINE LEFLAIVE / Meursault 1er Cru Sous Le Dos D’ane
中の下の庶民であるコム兄がついにルフレーヴ様を口にできる日がやってきました。

念願のルフレーヴだーとテンション上がったのも束の間、残念ながらブショネでございました。
まだまだコム兄には早いってことですね。
ルフレーヴ、いつかは飲める日が来るのかなぁ…
13本目 CH.LATOUR / Pauillac De Latour 2017
神戸ビーフ サーロインステーキ
やっぱり肉だろって事で神戸ビーフのサーロインを焼きました。(肉はたかしさんが準備w)

ジビエももちろんうまいけどさ、和牛の旨さは反則なのよね。
最高に美味かった。
なんのソースだったか忘れたけど持参したソースもかけてお出ししましたw
肉にはやっぱりボルドーだろって事でラトゥールのサードを開けてくださいました。
こういうのが良いのよね。
ともさんが「ラトゥールの難しい所をなくした感じ」っておっしゃっていたように思いますが
分かりやすく美味い。
ボルドー美味いなぁ・・・
14杯目 カナダ メルロー
お肉を食べていたタイミングだったと思いますが、カナダからいらしていたゲストがワインを持参くださっていて、せっかくだからということで抜栓し、皆さんで頂きました。
メルロー主体だったと記憶していますが冷涼な産地なだけにエレガントでとても美味しかったです。
カナダといえばカベルネ・フランのイメージが強かったですがメルローもエレガントでいいですね。
そんなエレガントなワインを持参くださったダニーさんはジャパニーズウイスキーの響を飲んでらっしゃいました。
確かにうまいっすからね。
チャーミングでとても素敵な方でした。
ななさんのお友達の方もフレンドリーでとっても感じのいい方でした。
いやぁ、貴重な経験ありがとうございました。
15杯目 PAUL CLUVERl / Noble Late Harvest 2021
デザートワインとして最後にポールクルーバーのノーブルレイトハーベストを頂きました。
こちらのワインはななさんが勤務先で作ったというマカロン(乾燥工程がいらないというレシピ!!!)と
バターサンドをいただきながら楽しみました。

最後に
いかがでしたでしょうか。
一部と二部とで飲んだワインは併せて14本。

コム兄は料理人枠で呼んでもらっているにも関わらず、ほぼ料理もせずにワインをひたすら楽しませてもらいました。
ほんとにすみません&ありがとうございます!
コム兄で良ければどこにでも料理しに行きますので気軽にお声がけくださいね。(結果飲んでるだけになったらすみませんw)
と言うことで今回はここまで。
ではまたっっ!!


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