Circle エピソード5

Circle|店づくりの記録

今回は…しないことを選んだ1週間の話。

結果として、プレゼン準備で大切にしたいことが明確になりました。

〜しないことを選ぶ、という判断〜

エピソード4を公開してから、1週間。

元カレー屋か、元喫茶店か。

決断の手前で止まったまま、次の一手を探していた。

でも今回は、物件の話ではない。

創業スクールも終盤に差し掛かり、 頭の中の比重が、少しずつ変わってきた。

カリキュラム最後のプレゼンが近づくにつれて、

準備を進めるうちに、 少しずつ自分らしくない方向に向かっていることに気がついた。

そういう週だった。


確認できた日

今日のテーマは「ビジネスプランの作成」。

先生はこう言った。

「事業計画書は、融資のための書類ではない。経営の羅針盤だ」

そしてもうひとつ、強く印象に残った言葉がある。

「文章は最強の営業マンだ」

一度書けば、何度でも働いてくれる。

書き直せる。修正できる。

言葉の強さも、イメージも、いくらでも磨き直せる。

その話を聞きながら、ふと思った。

ああ、僕はもうずっとそれをやってきたんだなと。

5年間書き続けてきたブログ。

何度も書き直してきたプロフィール。

そして今、作り込んでいるプレゼン資料。

特別なことをしているつもりはなかったけれど、

今日の講義を聞いて、 今やっていることは間違っていないのだと確認できた。

事業計画書は、形式を埋める作業ではない。

自分の頭の中を整理し、 「なぜやるのか」「何を届けたいのか」を 自分の言葉で明確にする作業だ。

完璧である必要はない。

むしろ、自分の言葉で書いたものであれば、人は動く。

そう言われたとき、少し肩の力が抜けた。

そして同時に、背筋も伸びた。


自分らしくない方向に向かっていた

来週はいよいよ、スクールの同期に向けたプレゼンがある。

持ち時間は一人10分。

商工会の方や講師を務めてくださった中小企業診断士の方を含めた20人が聴衆となる。

僕が設定したテーマは「10年続く店の設計」。

資料も台本も一度完成させた。

でも、そこからもう一度、全部を見直した。

どうやってインパクトを残すか。

どうやって興味を持ってもらうか。

準備を進めるうちに、 少しずつ、自分らしくない方向に向かっていることに気がついた。

名刺を配ろうか。

必殺鹿ジャーキーを添えようか。

持てる武器を最大限活用したら同期よりも印象に残るかもしれない。

でも、ふと立ち止まった。

これは印象を取りにいく場なのか?

違う。

これは「共有」の場だ。

鹿ジャーキーは今じゃない。

なんだか少し舞い上がっていたような気がする。

今週は「しないことを選ぶ」ことで少し冷静になれた気がする。

知らんけど。


丸暗記より、骨格を入れる

プレゼンの準備も同じだった。

最初は原稿を完璧に暗記しようとした。

でも思い出したことがある。

以前、夢プレゼンで原稿が飛んだことがある。 前日のリハーサルで真っ白になった。

でも本番では開き直った。 結果は、グランプリ。

あの時、評価されたのは暗記力ではなかった。 腹を括った姿勢だった。

だから今回も、しないことを決めた。

丸暗記はせずに流れを頭に入れる。

10年続く設計。 遠回りの10年。 命の循環。 10席。 38.4%。 続けられる額。 深さ。

この骨格さえ入っていればいい。


プレゼンは入口、深さはブログで

そして最後に、ブログへの導線を置いた。

10分では語りきれない。

葛藤も、物件選びも、 猟師になった理由も、 ソムリエを目指した理由も。

それらは全部、 5年間積み重ねてきた文章の中にある。

プレゼンは入口。 深さはブログで補完する。

これが、今の自分の武器だ。


最後に

やることを増やすより、 しないことを選ぶ方が、ずっと難しい。

無理をしない。 背伸びをしない。 印象を取りにいかない。

10年続くとは、 そういう判断を積み重ねることかもしれない。

今回のプレゼンは、勝ちにいくものではない。 共有するものだ。

でももし、 そこにいる誰か一人でも 「行ってみたい」 そう思ってくれたなら。

それで十分だと思っている。

今日の講義は、新しい武器をもらった日ではなかった。 でも、今立っている場所が間違っていないと確認できた日だった。

あとは、言葉にするだけ。

来週の10分に、 今まで積み上げてきたものを込めてみようと思う。


Circle。 この輪を、天理で静かに、強く回す。

エピソード6に続く。

コメント

タイトルとURLをコピーしました