注意
この記事は今回行くか悩んだ方や、今後関西圏以外でも開催されるであろうイベントですので、そういった方々の参考になったら嬉しいなという想いから紹介しています。
「コム兄がこんなイベントに行ってきたぜー!!イイだろー!!」
というものでは断じてありませんのでご理解の程よろしくお願いいたします。
(結果的に自慢する内容になっていたらごめんなさい)
お待たせいたしました。
今回はワインフェスタ潜入編ということでいよいよ本編でございます。
part.1がまだだよって方はより記事の内容をお楽しみいただけると思いますのでこちらも併せてお読みください
リカマンワインフェスタに行ってきたどーpart.1 ワインフェスタ紹介編
今回も沢山の美味しいワインと巡り合えたわけなのですが、それに引けを取らないくらい素敵な方々との出会いもありましたので、今回もコム兄目線で紹介していきたいと思います。
では早速行ってみましょう
スパリブの助け舟
コム兄はフェスタの数日前からそわそわが止まりません。
でもコム兄はリカマンワインフェスタと聞くとワクワクと同時に苦い思い出も蘇ってきます。
何を隠そう数年前、コム兄がソムリエ資格を取得する前にリカマンフェスタが名古屋で開催された際に実はお邪魔していたのでした。
職場の先輩と出張と称してシャンパーニュを飲み漁った挙句、ぶっ倒れてしまった経験があります。
完全な業者向け試飲会とは違ってテイスティングをした後に吐き出すための吐器が用意されておらず、怒涛の勢いで試飲しまくったんです。
お恥ずかしい。
皆さんは絶対にマネしないでください。
ほんとに許容を越えないように楽しく飲みましょうね。
ですので今回はその失態を繰り返さないようにと心に誓っての参加です。
そう、有資格者たるもの毅然とした態度でワインに接する必要があります。(というか大人なら当たり前)
そんな感じでソワソワしているコム兄はTwitterを眺めて誰が参加するんだろーとか
この方とはお会いできるかもなーとか妄想をしていたわけですが
こんな投稿が目に入りました。
みんなワインフェスタに向けて着々と準備をすすめている様子が伺えました。
以前の失態を繰り返さないようにと意気込んでいたくせに、
ウコン飲んで、よいとき飲んであとは水飲んでたらいけるっしょ
とタカをくくっていたコム兄は急に恥ずかしくなってこのスパリブを探していたわけです。
そしたら優しいharukaさんが
「箱ごと持って会場入りするので必要でしたら差し上げます!」
という何とも天使のような対応をしてくれた訳です。
超絶美人は超絶優しいわけです。
そんなこんなで安心していたコム兄でしたがスパリブの公式さんから突然DMが来て、
「SNSで素敵な投稿ありがとうございました。ご紹介のお礼として無料クーポンを送りますので是非お受け取り下さい」
とな。
まじすか!?
紹介していたのはコム兄ではなくてharukaさんであり、だいすけさんなわけですが
ここは有難く頂く事にしました。
投稿に絡んだだけなんですがね。
初めて絡み得をした瞬間です。
しかもフェスタ前日に滑り込みで自宅ポストに投函されるというナイスなタイミング!!
本当にありがたい!
ということで、今回のフェスタではこの「スパリブ」がどの程度信頼性があるのか検証するというのも重要なミッションとしてコム兄に課されたことになります。
皆さんも気になるところですよね。
体張っていきたいと思います。
フェスタ当日
前日までの雨予報に反して当日はどんよりはしていたものの晴れ間もあって蒸し暑い日になりました。
会場はリーガロイヤル京都だし
白髪も増えてきて大人の仲間入りをしているコム兄ですから
ジャケットでスマートに決めたいところだけど汗でびちゃびちゃになりそうな予感がしたので
悩んだ挙句、やや派手な柄のシャツをチョイスしましたwww
どなたかセンスのある方、コム兄に服を教えてください。
という余計な情報はこの辺にして、そろそろ中身に入っていきますね。
保育園組を送り届けて駅に向かいます
もちろんこの方たちにも同行していただきます。
コム兄家の最寄駅から会場のホテルまでは約1時間。
まじめなコム兄はゲームしたり動画を見たりなんかしないで、読書をしてお勉強タイムです。
「テイスティングは脳でする」
これです。
今更読んでんのか?と言われそうですが、そう、今更読んでるんです。
読み進めると同時に会場にも近づいていくわけです。
たまに読むのを休憩しては
「この電車に乗ってる人でワインフェスタ行く人どれくらいいるかな?」
なんて想像しながら。そんなんしてたら1時間なんてあっという間です。
Twitterを覗いてみると既に会場入りしている人、ワインフェスタ前に自宅でワイン飲んでる人などなど、色んな人がいます。
もちろんコム兄は例のごとくイイねを押しまくるわけです。
ホテル到着
京都につくとそこはやっぱり京都なんです。
すみません、謎の発言お許しください。
めちゃくちゃ蒸し暑いんです。
京都独特の張り付くような暑さ。体力が奪われます。
ジャケットやめてダサいシャツ着て来てよかったーなんて思うわけですwww
会場のホテルにつくと受付を済ませてリストバンドを巻いてもらいます。
二色のバンドが見えますがなんとコム兄1部2部通しでの参戦でした。
part.1の記事では1本勝負が一般的と言いましたが、しっかり例外。
どうもコム兄です。
会場へ
会場入りする前にこの日のために川崎からきているだいすけさんと合流しました。
そう、オンラインワイン会の幹事で華麗なフリップ芸でお馴染みのだいすけさんです。
有難いことにいつも仲良くさせていただいていて、この日も一緒に回ってくれることになっていました。
心強い相棒と合流して入場するわけですが、我々はバタバタしません。
なぜなら”例外”ですから。
時間はあるので、ゆっくりとセレブのように徘徊しますw
NAOTAKAブース
そしてまずは同じく親しくさせていただきお世話になっているNAOTAKAさんのブースに行っておすすめを頂くことにしました。
普通の参加者なら並んでるブースを順番に回ったり
シャンパーニュから攻めるとか
一般人から見ていわゆるワインオタクの方々は有料試飲に直行するわけですが
我々は違います。
むしろ時間がある分ペースを間違うとあっという間に倒れてしまう恐れすらあるわけです。
そんなこんなでNAOTAKAさんにお勧めいただいたのがこちら。
ドイツのファルツ地方で造られるテンプラニーリョ。
一般的にテンプラニーリョはスペインで作られている品種で、
しっかり熟した果実の凝縮感とかスパイシーなニュアンスもあったりというような、
濃い中にも親しみやすさもあるというようなコム兄の印象でしたが、
こちらのドイツのテンプラニーリョは違います。
まず淡い色調で冷涼な産地で作られていることが見て取れます(だからドイツやいうてんねん)
「テイスティングは脳でする」の効果が出始めていますね。
味わいも僕の知っているテンプラニーリョとは違います。
ブラインドで出されたらまず分かりませんね。
香りがとにかく美味しくて、全体的にエレガントな印象でした。
めっちゃうまい。
ほんで値引き率エグ!!
さすがNAOTAKAさんです。いきなりド級のワインを紹介してくださいました。
いきなり樽香バンバンのエロいワインを頂いてしまったので飲み終わった後にも香りがバンバン残っています。
その流れでブースにある他のワインも頂きました。
やっぱりドイツのワインのエレガントさは素晴らしいです。
好きです。
こんな調子ですから、いきなりペースを守れなくなってしまいます。
ゆっくり飲むなんて無理ですよね~
なんて言いながら次々試飲していきます。
主催者側であるNAOTAKAさんにお勧めのブースがありますか?と尋ねると
ダイヤモンド酒造さんとフェルミエさんはこういうイベントに参加されることが珍しいらしく、行ったほうがいいよとのこと。
行くしかありませんよね
「フェルミエのブドウ株のオーナーしてるんですよ!」
と突然だいすけさん。
マジすか。
「フェルミエのアルバリーニョはやばいよ」
というザックリとした説明にコム兄は心躍るわけです
秒で向います。
ダイヤモンド酒造さんブース
まず初めに向かったのはダイヤモンド酒造さん。
ダイヤモンド酒造さんは甲州勝沼町にあるワイナリーで、フランスのブルゴーニュで修行された雨宮吉男さんが主体となってワイン造りを行い、日本ワイナリーアワードでは3年連続5つ星を獲得しているという注目のワイナリーです。
造り手御自ら注ぎ、説明をしてくださいます。
果汁に酸素を送り込んで意図的に酸化させたもの、反対に二酸化炭素を充満させて嫌気的に作ったもの、ほんのりと甘みが残っているもの、the甲州というスタイルや、樽を利かせたもの。
すべて同じ9つの農家さんが育てたブドウから造られ
素材は同じだが醸造方法でこんなにも味わいが変わるのだなと改めて思った次第。
実に面白い。(福山雅治のガリレオ風)
白のTシャツに短めの前掛けをして、マスク越しにも伝わる熱意と髭(悪意はありません)
ワイン造ってますという雰囲気がとてもいい。
やっぱり生産者から直に説明を受けると味わいも違う気がします。
コム兄の気のせいかもしれませんが
スタイルこそそれぞれ違いましたが甘酒のような酒粕のような香りが共通していたんじゃないかなと思いました。
ブドウ原料なのに不思議ですね。
勘違いだったらごめんなさい。鈍器のようなもので殴ってください。
フェルミエさんブース
フェルミエさんは新潟ワインコーストに位置するワイナリーで本田孝さんが栽培・醸造を手掛けてらっしゃいます。海と砂のテロワールから醸すアルバリーニョやカベルネ・フラン、ピノ・ノワールが注目を集めています。
第1部ではフェルミエさんの白のラインナップのみ試飲させていただいた。
いわゆるフレッシュでオレンジピールや桃の香りやきれいな酸味のアルバリーニョ、
火山由来のテロワールと野生酵母から造られる力強さがあるタイプのアルバリーニョ、
北海道でとれたケルナー種から造られジュニパーベリー(ジンに使われる)のような香りが爽やかなもの、
田園風景の絵画のエチケットがなんとも目を引くのその名も田園シャルドネ。
どれもこれもおいしかった。
本当に。
フェルミエさんもご本人が説明くださいました。
ほんとにこんな機会無いんだろうなと噛みしめました。
ダイヤモンドさんもフェルミエさんも名前は知っていたし、過去の試飲会などどこかで出会っていた可能性はあるが、ほんと初めましての印象でした。
日本のワインって美味しいですね。
チャリティーオークション
そうこうしているうちにチャリティーオークションのアナウンスが。
田園シャルドネがグラスに入った状態で特設ステージの前に向かいます。
ちらちらと周りを見渡すとオムライスさん発見!
屈原さんの御宅でのコンドリュー会の時以来の再会です。
こういう再会や初めましての出会いもワインフェスタの魅力の一つでしょう。
チャリティーオークションの栄えある一発目に登場したのは、それにふさわしいシャンパーニュ。
化粧箱というかボトルケースに保冷機能が付いているというモエ・エ・シャンドンの限定もの。
通常価格はいくらなんでしょうか。
探り合いの様相を呈したオークションでしたが無事に落札されたようです。
落札価格を詳しく覚えているわけではありませんが、思ったより安く落札されたなーという印象。
大体こういうイベントでのオークションとかってご祝儀相場というか
高値で取引されるんだと思うんですが、さすがはリカマンさん。
逆ご祝儀価格です。
お得に落札できるかもという噂も本当でした。
この後もコム兄たちは空いたグラスにワインを補充しつつ、オークションを温かく見守ったのでした。
シャンパーニュとラ・グランド・リュ
オークションが一段落すると先ほど再会を果たしたオムライスさんが小柄な女性を伴って現れました。
「コム兄さん、こちらななさんです」
Twitterではやり取りをさせていただいていますがお会いするのが初めてでした。
Twitterも最高だし、ワインフェスタも最高なのである。
そしてオムさんとななさんにお勧めを聞いて向かったのはコラール・ピカール。
とってもキレイなボトルが並んでいて嬉しくなってしまいます!
オムさんのおすすめは「セレクション エクストラ・ブリュット。」
こちら品質の割に価格が秀逸ですとのことでよばれてみることに。
この日初シャンパーニュだったわけですが、やっぱりシャンパーニュって美味しいんですね。
染みわたります。
安心感のある美味いシャンパーニュです。
ななさんお勧めは「ドン・ピカール グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン。」
実はコム兄これまでブラン・ド・ブランの良さがいまいち分からずにいたわけですが
これ飲んでビビりました。
シューっと伸び行く酸味に長い余韻。こういう事かと思わず納得。
ブラン・ド・ノワールとか、黒ブドウがアッサンブラージュされているコクのあるタイプはもちろん好きだったんだけど、
ブラン・ド・ブランが好まれる理由が少しだけ分かった気がします。
と、ここで気が付いたわけなんですがオムさんが何やらグラスを2脚持っているんです。
会場入りする際に渡されるグラスは1脚のはずなのにおかしな話です。
聞くところによるとグラスの中身は有料試飲のワインなのだとか。
やっぱりワインファンは有料試飲に行くわけです。
さすがです。
「これラ・グランド・リュです。嫌でなければ少しいかがですか?少し温度高いですけど」
聞き間違いでしょうか。
多分理解できなくて2回くらい聞き返したと思います。
もしかしたら知らないうちによだれが垂れていたか、
コム兄の心の声が漏れていたのかもしれません。
オムさん本当にやさしいんです。
コム兄だってワインを嗜む者の端くれなわけです。
ラ・グランド・リュをお勧めされて断る理由なんて見つかりません。
お言葉に甘えて香りを味わって、唇を濡らす程度にいただきました。
なんでしょうかあの魅惑の液体は。
薄くもなければ濃くもない(?)
花束のようでありフルーツがたっぷり詰めあわされたバスケットのようであり、妖艶でエロいのに全くいやらしくない。
ちょっと唇につけたただけですよ?
有料試飲した方でその後に飲むワインを見失ってしまったというようなtweetをしているのを見ましたが、本当にその通りだなと思いました。
”格の違い”ってこういう事なんですね。
オムさんのおかげで貴重な経験をすることができました。
本当にありがとうございました。
その後コム兄とゆかいな仲間たちは福袋コーナーに立ち寄ったり、セラーを見に行ったり、有料試飲コーナーを見に行ったり、合間合間でワイン飲んだり、そんなこんなで1部が終わってしまいます。
本当にあっという間の1時間半でした。
一本勝負の人は時間足りるのかな?
ということで時間になってしまったので一旦会場から出ます。
せっかくなのでななさんと記念写真を撮っていただくことに。
オムさんは顔出しNGという事ですので隠させていただいたわけですが、
ななさんの顔の小ささやばいですよね
モチロンわかっています。
自覚しています。
みなまで言わないでください。
自分で言いますから。
コム兄顔でかいんです。
足も短いし、、、
って誰がブルゴーニュグラスやねん!!
次回作に向けて
ということで今回は前夜までと1部までの状況を紹介させてもらいました。
3部作と言いつつ4部作になりそうな勢いで、思ったより長くなってしまって自分でも驚いています。
それくらい楽しかったんです。
ちなみにあれだけ言ってたスパリブを飲むのをすっかり忘れていたので、1部終了後に慌てて飲みました。
次回は本編の続きを紹介していきますので引き続き覗いてくれると嬉しいです!!
ではまた!!
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