みなさんこんにちは。
最近涼しくなってきてから蚊にやられる機会が増えました。
どうもコム兄です。
それにしてもどこに潜んでいたんでしょうね。
コム兄の虫刺され事情はさて置き
今回はコム兄が夢に向かって再起するに至った経緯を紹介していこうと思います。
このシリーズも残すところあと2話。
佳境でございます。
ちなみに前回の記事を読んでいない方はこちらから。
ギュッとしたら1回で終わるだろという声も聞こえてきそうですが(その通りすぎて草)
気にせずいつも通り振り返りながら書いていこうと思います。
コロナの時にはどんなことを考えていたのか、
夢を封印したコム兄の心をこじ開けたものは何だったのか。
そのあたりを紹介して、次回の最終回に繋げられたらと思います。
早速行ってみましょう。
ちぇけら。
教人講習受講、そして復職
夢どころじゃない。
このままでは家族が壊れてしまう。
と思い仕事をやめたところまでは前回も紹介した通りでございます。
もちろん、同じような境遇でもなんとか踏ん張っている方も多いのだと思いますが、
当時のコム兄には辞めて環境を変えるという選択肢しかなかったのであります。
その後ご厚意で本部勤務に復職させていただく事になるのですが
その前に天理教の教人資格講習なるものを受講しました。
こういったものを受講するのは修養科以来2度目になります。(今回は15日間)
退職したてで時間があったからというのと、自分の心を整える為でもありましたし、
なにより次女の吃音の症状が少しでも良くなればとの思いから。
そんなこともあって次女と一緒に詰所という所で寝食を共にしました。
朝起きて一緒に宿舎の掃除をして
参拝に行って
食堂でご飯を食べて
託児所へ預けて講義を受ける。
昼休みには託児所へ迎えに行って食堂でご飯を食べて(食べさせて)。
朝早くから活動してるからご飯の途中で寝ちゃうこともあって大変だったり。
ほんでまた託児所に送って行って講義を受ける。
講義が終わると託児所に迎えに行って宿舎でご飯を食べて入浴。
一日の流れは大体こんな感じだったと思いますが、
講義を受けている時間以外のほとんどを次女と過ごすことが出来ました。
また毎日のように妻が子供を連れて面会に来てくれていたと思います。
こういった環境のお陰もあってか、
口だけではなく心まで閉ざしかけていた次女が少しずつ明るさを取り戻し
笑顔も見られるようになっていきました。
クラスメイトも積極的に関わってくれて。
身内以外の優しい人たちに囲まれて過ごすことが出来たというのも大きかったと思います。
家族の健やかな表情を見て本当に安心したのを今でも覚えています。
本当に有難かった。
でも、家族との時間も増えて精神的に回復してきていたとは言え、
志半ばで夢破れた”失意の中での職場復帰”という事に変わりはありませんでした。
そうそう、修養科の時に同じクラスだった方とタイミングよく同じクラスになって再会いたしましてね。
こんな事あるんやなって驚きました。
勇みのタネとコロナ
こんな経緯で元の職場に復帰することになったコム兄。
失意の中で燻ぶっていたわけです。
Smoked Comny状態。
いやSmoking Comnyですかね。(どっちでもいい)
当たり前of当たり前ですが、それでも業務はあるわけで。
実は復帰するにあたり、
もう料理人としての夢を見ないように
という理由で、料理とは全く関係ない部署に配属してもらおうかと考えたこともありました。
妻に相談したら一瞬で却下されましたがねw
それくらいに落ち込んでいたんです。僕。
そんな中で真柱(天理教の最高指導者であり、教団全体を統括する役職)後継者のご成婚があり、
コム兄も携わらせていただきました。
参列される方も提供する食数もケタ違いというか
これまでに経験したことのない程重圧のかかる仕事でしたが
無事に終えた後には何とも言えない達成感と大きな喜びを味わうことが出来ました。
この日の喜びが失意の中からコム兄を救い出してくれて
この日のために戻ってきたんだ
と奮い立たせてくれて、ここにいる理由を示してくれたのでした。
人生山あり谷ありという言葉がありますが、
前向きな気持ちを取り戻したと思ったのも束の間、あの出来事が世界を襲います。
2020年。
日本でもクイーンエリザベス号の騒動から始まり連日報道されておりました。
そう、いわゆるコロナ禍。
この影響で多くのことがストップしたことはみなさんの記憶にも新しい事と思います。
考え方や常識が音を立てて崩れ去り、誰も正解が分からない
という状況でしたよね。
そんな中で閉塞感や停滞感、危機感を感じながら過ごした方も少なくないと思います。
コム兄も例外ではなく
会食が無くなり、やることが無くなり、ここ(天理教の本部)にいる意味を失いました。
それでも、いつまでも環境のせいじゃなくて自分が変わらなければという思いから
プログラミングの勉強をしたり
子ども食堂のお手伝いをしたり
ラインスタンプを作ってみたり。
ブログを書き始めたのもこの頃の事です。
ソムリエ試験への挑戦を決めたのもそんな経緯からでした。
このワインとの出会いというかワイン仲間との出会いが本当に自分を変えてくれたなと思います。
そして、ワインを通して出会ってくれた全ての人、本当にありがとうございます。
大好きです(突然の告白許してください)
ほんで勢いあまって狩猟免許も取得しちゃいました。
てへぺろ言うて。
妻からは
何になりたいの?
何ていわれることもしばしばでしたが
とにかく止まっていることが不安で、少しでも興味が湧くものには手当たり次第に挑戦したのでした。
子供が抱く夢
そんな無駄の多い挑戦の日々の中で徐々にコロナによる影響も落ち着き、
自分が夢に臆病になっている事すら忘れていたコム兄でありました。
ある日子供たちに
「大人になったら何になりたいの?」
「将来の夢は?」
と何の気なしに聞いたことがありました。
7月に入ると保育園から七夕の短冊に願い事を書いて持ってきてくださいって渡されたりするじゃないですか。
そんなタイミングだったと思います。
長男は
お父さんがお店開いたら料理の手伝いとレジ係するわ。
と答えてくれました。
スーパーのレジ打ちのバーコードをピッとするのがゲームみたいで楽しそうだもん。
との事でした。
それを聞いた次男も
じゃあ僕はお料理運ぶ人するね
と答えてくれました。
そんな流れで
「じゃあコム兄家の男子チームでお料理屋さんやろうよ」
「お姉ちゃんたちはどうする?」
「お母さんはお客さんね」
と長男、次男で盛り上がっていました。
プリンセスと魔法のキスというディズニーさんの映画を見ていたことも影響しているかもしれませんが、
それにしても、まだ幼い兄弟が夢を語り合う姿を見て微笑ましく思うと同時に、
かつて封印し諦めたはずの私の夢が叶う事を前提というか、
それを土台に子供たちの夢が乗っかっているという事に心が震えました。
いや、震えざるを得ませんでした。
またこんなこともありました。
みなさんは怪獣8号というアニメをご存じでしょうか。
ご存じない方のために、以下生成AIさんがまとめてくれたあらすじをば。
アニメ「怪獣8号」は、怪獣が日常的に人々を脅かす世界を舞台にしています。主人公の日比野カフカは、かつて「日本防衛隊」に入隊して怪獣を討伐する夢を持っていましたが、その夢を諦め、怪獣専門の清掃業者として働いています。
物語は、カフカが幼馴染の亜白ミナや防衛隊を目指す青年・市川レノとの出会いをきっかけに再び夢を追い始めるところから始まります。しかし、カフカは謎の小型怪獣によって「怪獣8号」に変身する力を得てしまい、その力を使って怪獣と戦うことになります。
このアニメは、再び夢を追い始める大人の奮闘や、怪獣との激しい戦いを描いたアクション満載の作品です。
このアニメを何の気なしに見ている時に長女から
「お父さんは諦めてる夢ないの?」
と聞かれたことがありました。
「漠然と海外で働いてみたいなっていうのはあるけど、夢って言ったら店を持つことかな」
と正直に答えつつも、
どこから来るのかわからない恥ずかしさをごまかすために冗談交じりに答えました。
するとこんな答えが返ってきました。
「やってみたらいいじゃん」
・
・
・
ぐさり。
いや、ズドーン。
いや、ズッキューン!!
やっぱりぐさりで良いかな(効果音はどうでもええねん)
なんしかこのシンプルな言葉がアニメのストーリーと相まってコム兄の胸に深く突き刺さりました。
あれ?俺も夢持っていいんだったっけ?
いやいや、夢を追って家族が不幸になったことを忘れるな。
でも、もしかしたら夢を持つだけなら別にいいのかな。
でも
でも
・・・。
このようにグルグルと自問自答を繰り返しました。
そして、ふとした瞬間にこう思いました。
コム兄は友達に自慢したくなるようなお父さんになるんじゃなかったのか。
今のコム兄は夢を諦めている自分の事を棚に上げて、
子供の夢だけ無責任に応援しようとしているんじゃないか。
そう思うと自分がたまらなくダサく感じて
それがきっかけか心の奥に封印していたはずのものがあふれ出たように感じました。
すると少しずつ心境が変化していきました。
家族に迷惑が掛からないようにやるならいいかな。
子供が大きくなって手が離れたら挑戦してみてもいいかもな。
子供や家族を優先して夢を封印した過去。
奇しくもその封印を破ってくれたのもまた子供たちからの後押しなのでした。
ほんと人生って分かんないもんですね。
再起編を終えて
いかがでしたでしょうか。
今回もいつも通り思い出しながら書いているわけですが
その時の感情が蘇ってきて泣きそうになっています。
苦しくて情けなくて、辛い日々もありましたが
腐らずに頑張ってきてよかったな。
と思います(半分くらい腐っていた説w)
これまでを振り返ると、遠回りや回り道が多くて”普通”の人生ではなかったかもしれないけれど、
そのどれをとってもコム兄には欠かすことのできない経験だったなと思います。
むしろその経験こそがコム兄を形成しているなとも思うわけです。
そう思うと全ての出会いに感謝です。
ありがとう。
いろんなことがあったけどコム兄は本当に人に恵まれていると思います。
ピンチの時にはいつも誰かが助けてくれたり励ましてくれました。
本当にありがとうございます。
器用な生き方とはお世辞にもいえないし、
これからも多くの失敗や挫折が待っていると思います。
が、
その分楽しみも多いに決まっている!!
と信じて進んでいこうと思います。
こんな人もいるんだなと励みになったら幸いですし、
応援してくれると嬉しいです。
さて次回は遂に今シリーズの最終回です。
コム兄の夢と目標を紹介していこうと思います。
ではまたっっ!!!
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