Circle エピソード3

Circle|店づくりの記録

早いもので、このシリーズも第3話になりました。

今回もありのままを、備忘録として綴っていきたいと思います。

ちなみに前回までのお話はコチラから。

いいニュースと、立ち止まった一日

今日は朝から創業スクールだった。

内容はWebマーケティングと法務、会社設立に関する講義。

マーケティングの話は「知っていること」と「改めて整理されること」が半々くらい。

法人設立に関する講義はこれから個人事業主として頑張っていこうとする多くの受講生にとって「まだ先の話」だったが、

法務の話は現実を突きつけられるような感覚があった。

いよいよ本当に始める段階に来ている、という実感が少しずつ積み上がっていく。

講義が終わると、先週手渡していた創業計画書と補足資料についてフィードバックをもらうべく

商工会の事務局の方のもとへ伺った。

いいニュースとしては、

「特に直すところは見当たらない。このまま公庫との面談に進めると思う」

という言葉をもらえたこと。

正直、ここは少しホッとした。

自分なりに考え抜いて書いた計画書だったけれど、

第三者の目で見ても大きな修正点がないと言われるのは、やはり心強い。

一方で、あまり良くないニュースもあった。

先日商工会の方からお話を頂いた喫茶店の物件の話だ。

なんとすでに交渉している人がいるかもしれない、という話だった。

でも具体的にどこまで話が進んでいるのかは分からず、

商工会の事務局の方が喫茶店の方に確認してくれることになった。

最初に検討していたのは「元カレー屋さん」だったし、

そもそも喫茶店の物件でなければ開業できないというわけではない。

それでも、オズの方がより気持ちよく営業できるかもしれない、

という感覚があったのも事実だ。

商店街に位置していることから、騒音や匂いの面で将来的な不安が少なく、

お店の広さにも魅力を感じていた。

「仕方ない」と頭では分かっていても、

少し気持ちが頓挫しかけたのも正直なところだ。

この日の講義の内容的にも進めた感覚が少なかったのもあって、

なんだか停滞しているような感覚に陥った。

クールダウン

その後昼食を取るために自宅へ戻った。

家に戻ると、いつもの日常がそこにあった。

談笑する女子チーム

ゲームをしながら時に言い争う男子たち。

つけっぱなしで誰にも見てもらえず選挙について報じるテレビ。
それらの”雑音”も気にならないくらいに頭の中を不安が駆け巡った。

この場合どうしたらいいんやろう。

でもとりあえずは仕方ないか。

できるだけ状況を言語化して頭の中を整理するように努めた。

経営の判断というのはこういった決断の連続なんだろうという事を垣間見た気がした。

元カレー屋の内見

午後からは「元カレー屋さん」の内見に向かった。

実際に厨房に立ってみると、営業のイメージはそれなりにできた。

ただ、改装後の姿や厨房機器が入った状態までを完全に想像しきれたかというとそうでもない。

壁や床のダメージ、グリーストラップの状態、照明や配線のこと。

「使えなくはないけど、思っていたよりダメージはあるな」というのが率直な感想だった。

それでも、ここをどう整えれば、どんな空間になるのかを考え始めると、少しずつ別の感情が湧いてきた。

この場所なら空間が限られているからこそ

余計なものをそぎ落とした「オトナの空間」として機能させることができるかもしれない。

そう思った。

いや、今思えば無理やり納得させようとしていたのかもしれない。

不安がないわけではない。むしろ、不安はちゃんとある。

喫茶店の話がどうなるのか分からない状態で、

「元カレー屋」をどう位置づけるのかもまだ決めきれていない。

ただ、今は無理に結論を出す段階ではないとも思っている。

どちらも並行で検討する必要があるし、

与えられた箱、あるいは自分で選んだ箱の中で、どう店をつくっていくのか。

その準備を静かに進めていく時間なのだと思う。

夜は、少しだけ仕事のことから離れる。

今日は妻の誕生日だ。

パーティーの準備をしながら、頭を切り替える。

店づくりは人生の大きな出来事だけれど、人生のすべてではない。

こういう日常があるからこそ、店を持ちたいと思うのかもしれない。

いいニュースと、あまり良くないニュース。

期待と不安が入り混じった、なんとも言葉にしきれない一日だった。

それでも、確実に前には進んでいる。

と思いたい。そんな日だった。

気持ちは行ったり来たりしている。

一歩進んだと思ったら、二歩下がったように感じる日もある。

それでも今は、迷いそのものが経営判断の一部になり始めていて、

少しずつ決める段階に近づいているように思う。

この続きを書く頃には、また状況が動いているんだろう。

エピソード4に続く。

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